紙の本
松岡編集術、最初の一冊
2022/04/23 20:32
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投稿者:hachiroeto - この投稿者のレビュー一覧を見る
具体的な「編集稽古」を通して実践的に松岡氏の編集術のイロハを学べます。知の動かし方を知りたい人が、まず手に取るべき一冊です。
紙の本
もういいってば
2002/04/26 03:55
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本で語られる「編集」という言葉の意味は、たとえば映画や雑誌をつくる際に行われるあの「編集」を含むのはもちろんのこと、より広い意味でも用いられる。
情報は情報そのものとして存在しているだけでは何の意味ももたない。その情報を、要約してみたり、バラバラに分解してみたり、あるいは別の情報を連想することで拡張してみたり、全く別の情報とくっつけ合わせたり、と、いろいろといじくりまわすことではじめて、それを有用な情報「知」とすることができる。それを「編集」というのだそうだ。
情報だけは手に余るぐらい落っこちている現在の社会において、むしろ重要視されるのは、情報の入手法ではなく、情報の利用法であろう。
ま、要するにそうゆうこと。
しかしここまで編集、編集、といわれると、小うるさく感じなくもない。言われなくったってやってるよ、とでもいいたくなる。
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アタマの柔軟性が既に失われているかどうかのチェックにいいかもしれません。われわれの日々の仕事と“編集”というキーワードは不可分である、はあくまでも私の自説ではありますが。
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サブタイトルは「発想・思考を生み出す技法」とあります。たんに技法を解説するに留まらず、演習(稽古と呼んでいる)があったり例示があったりと有用です。
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尊敬する先輩が教えてくれた本。目からウロコ。すっきりした。松岡正剛さんの思考の確かさ、言語化能力に感服です。
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人生は編集である,と筆者.土木は風景の編集術だ,とは師匠の言葉.技術としての編集の勉強に役立つ.ハイパーメディアの繋ぎ方,表現手法の獲得に繋がるといいな.今後,使えそうな一冊.
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卒論書くときに読んだ本。あらゆる情報は既に何らかの形で編集されている。デザインに携わっていて気付かされるのは、情報は編集の加減によって生きも死にもするということ。まずは意識するところから始めなきゃと思った。
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本を作る手段の解説でなく、情報を咀嚼する方法論として"編集"を捉えた。幅広い話題を操れる人だと思うが、説明があっちこっちに飛んで終わる。方法論を深堀りせず、概論の入り口だけみたい。編集とは情報を加工し価値観を添える、という発想は興味深かった。
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松岡正剛って、こんな面白い人だったんだと感心しちゃう本。千夜千冊のサイトは時々のぞく機会はあったけど、初めてちゃんと松岡氏が書いたものを拝見しました。これって、私が求めていた本なんじゃん?21世紀を再編集時代と捉える。そして情報を「知」にしていくことが、編集なんだ、と。そうなんだよー私に求められてるのは、まさに「編集力」。
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2月15日読了。著者が主催する編集工学研究所の「2+1プロジェクト」をちょっと手伝ったのは2000年のことだったか。情報もその発信者・受信者というものはそれぞれ単体で存在するものではなく、そのあり方全てが「編集」というプロセスに関わっているという。「じゃあ、なんでも編集じゃん」とはまあ、その通り。編集力を高めるための演習なども多数収められており、新書にしては主張のボリュームもありなかなか面白い。世の中にあふれる素材から、いかに面白いものを生み出すか?それが編集の極意であり、醍醐味なのだろう。
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考える力をみるみる引き出す実践レッスンとは?いいかえ要約法、箇条書き構成、らしさのショーアップなど情報の達人が明かす知の実用決定版。
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編集術ということで、多くの人は本の編集などを
想像するかと思いますが、そんな狭義のものではなく
広義の編集について書かれた一冊です。
世の中を編集という切り口で解説しているような本だと思います。
って別に現実社会を分析したりっていうわけではないんですが。
非常に例が多く、読みやすくできている一冊でした。
松岡正剛さんって本当に考えが深いなぁと思います。
考えて生きるっていうのは自分の想定より
大変なことなのかもしれないですね。
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編集学校のテキストだが・・・
正直読み進みにくいです・・・
私の読書力がないのか?
とりあえず半分くらいは読みましたが。
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今や伝説にもなっている雑誌「遊」から築き上げてきた編集工学の技巧を披露してくれた本です。セイゴウ先生に礼!
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松岡さんの書いてることは、難しいことをやさしく「編集」しているので読みやすい。
その辺がすげーやつだな、と思わせる。
具体的な編集術も本の中に書いてありますが、入門書なのでそれ以前の「気づき」を喚起させる内容。
「気づかない」人にはつまらない内容かもしれませんが、私はハマりました。