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商品説明
華々しいアジアの経済成長とその後の経済危機−。激変する現代の解明に欠くことのできない前提として、戦後世界体制とは何かを援助と工業化との関わり、とりわけアジア社会との関わりを意識しながら論じていく。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中村 雅秀
- 略歴
- 〈中村雅秀〉1944年愛知県生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。立命館大学国際関係学部、同大学院国際関係研究科教授。著書に「アジアの新工業化と日本」ほか。
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紙の本
戦後世界体制の変遷を,アジア諸国での米国の開発援助政策を例に考察。米国,アジアの位置付けを展望
2000/07/17 09:15
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はアジア諸国の経済発展の経緯に焦点を当てながらも,その原動力となったパクス・アメリカーナの軌跡をつぶさに描写する。また,アメリカの世界経済への本格的な台頭が第二次世界大戦後であることから,戦後世界経済の変遷を扱っている。経済史や南北問題,アジア経済に関心のある学生はもとより,教養書としてビジネスマンも読みごたえがある。
具体的には,アメリカの援助政策の概要が記され,技術協力,開発借款基金,農産物貿易での援助等,アジア諸国の経済発展に寄与した構図を描く。一方,南北問題,それに伴いクローズアップされた開発経済学を解説。さらに国際化の進展で脚光を浴びた多国籍企業の動向もフォローする。また,冷戦崩壊後の世界経済の展望も行い,NIES諸国の経済発展,累積債務問題,アジア全体の経済(金融)危機を取り上げる等,アメリカの対アジア政策における金融,工業化,全般的な開発援助の実情を整理している。
(C) ブックレビュー社 2000