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紙の本
堂々の大賞作品
2002/01/12 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
電撃文庫にファンタジー作品は多数ある。その中にあって、本作は確かな存在感を放っているといえるだろう。第六回電撃ゲーム小説大賞で審査員一堂の絶賛を受けて大賞を受賞したことは、一度でも読めば納得できる
(最終選考における審査員のコメントはメディアワークスのサイトで簡単に公開されている。"http://www.mediaworks.co.jp","http://www.mediaworks.co.jp"興味のある方はどうぞ)。
その魅力を一言でいえば、作品としての基礎体力の高さである。
この小説にはモンスターが登場するが、いわゆる「ファンタジー」で頻繁に登場するゴブリンやドラゴンといった面々は登場しない。この小説には魔法が登場するが、いわゆる「ファンタジー」で頻繁に登場するファイヤーボールやサンダーストライクといったものは登場しない。定型化した幻想世界の要素をいくつか当てはめてファンタジーを称しているのではなく、中世ヨーロッパを下敷きにして丁寧に大道具や小道具が作り込まれている。そんな印象を受けた。
小さなところからこつこつと丁寧に作られた空想世界が実にしっかりとしていて、それが美しい描写を可能にし、作品全体の雰囲気を高めている。だから、300に満たないページ数でありながら、充実した読後感を得られるのだろう。
大量に生産され、複製され、単なる一ジャンルとして見られるようになってしまったファンタジーの原点というものが、もしかしたら、この物語にあるのかもしれない。本作は美しい物語である。
紙の本
正統派ハイ・ファンタジー
2001/03/31 23:17
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投稿者:太田コロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞
魔道師見習のマーニは魔術の練習に明け暮れる毎日。そのマーニにある日<九都市>最高の魔導師フィンダルが弟子にしたいと言ってきた。<九都市>軍とレガトの軍の戦いの中、<九都市>の王は伝説の「勝ち戦の君」を召喚しようとする。それに反対するフィンダル。「勝ち戦の君」とはいったい何物なのか。
スケールの大きさが魅力の正統派のファンタジー。