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商品説明
義兄の紀一に小学生の時からむりやり悪戯され続けた瑞季。一方が正統派ミステリー作家、一方は幼い頃の惨い体験をネタにする三流作家となった今でもそれは続いていたが、和馬が現れた時から関係は壊れ始め…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
なんだかコワイ
2001/06/19 21:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供の頃から義兄のおもちゃにされてきた主人公に好きな相手が出来て、その後は泥沼な展開に…というお話ですが、この兄がやばい。主人公への執着の強さよりも、その言動の病気っぽさの方が目立ってかなり怖かったです。何年も女性を監禁していた男が捕まったけれど、あんな印象を兄から受けました。
それも小説の中で完全な悪役として扱われているのならまだしも、微妙に、作者の視点がそうじゃないような気がして。最後も一応主人公は第三者と幸せになるけれど、実際はどちらに転んでもおかしくないような書き方をされていたと思います。主人公については誰を好きなのか、何を考えているのか、はっきりしない。義兄のことを嫌いなのか庇いたいのかも。なんだか恋愛の話を読んだ気のしない本でした。