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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.2
- 出版社: メタモル出版
- サイズ:19cm/228p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-89595-257-6
紙の本
21世紀開発の経済学 豊かさの本質を追求する成熟社会の開発事業 真の脱工業社会となる日本 開発を推進する21世紀の経済学とは
著者 大貫 学 (著)
苫小牧東部をはじめとする大規模工業開発の頓挫、第三セクター方式の行き詰まり…。その失敗の根源は何か? 「開発」を経済学の視点から捉え、21世紀に求められる開発のありかた、...
21世紀開発の経済学 豊かさの本質を追求する成熟社会の開発事業 真の脱工業社会となる日本 開発を推進する21世紀の経済学とは
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商品説明
苫小牧東部をはじめとする大規模工業開発の頓挫、第三セクター方式の行き詰まり…。その失敗の根源は何か? 「開発」を経済学の視点から捉え、21世紀に求められる開発のありかた、日本の未来を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
大貫 学
- 略歴
- 〈大貫学〉1950年生まれ。早稲田大学商学部卒業。(株)浜銀総合研究所研究開発部部長。
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紙の本
工業社会から脱工業社会へ。バブル崩壊の主役となった「開発」を,経済学の視点から分析する
2000/10/06 15:19
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高度成長期,日本経済を支えてきた大きなファクターのひとつが,ゼネコン的な大規模開発である。周知の通り,その方法論はバブル崩壊によって空洞化し,極端に力を失った。本書は,この大きな転換を経済学の視点から分析し直し,その延長としての21世紀を予見している。
ポイントは,本書の提示する経済史の大分類である。狩猟社会に始まり,定住し生産する農耕社会へ,産業革命を経ての工業社会,そして,今まさに迎えんとしている「脱工業社会」。脱工業社会とは,すなわちソフト化社会--情報やサービスに経済の基盤を置く社会のことである。
バブル崩壊を契機として,21世紀,まさにわれわれは脱工業社会に向かおうとしているのだが,本書の分析は,見かけほど単純ではないその変遷に鋭いメスを入れる。すなわち,日本における本当の意味での工業社会は,1975年に終わっており,以後,そのシステムから脱却できないままに続いた「脱工業社会移行期」,バブル崩壊の結果として迎えた「転換期」を経て,これからようやく真の脱工業社会を迎える,というのである。
(C) ブックレビュー社 2000