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恋人はいつも不在 (集英社文庫)
恋人はいつも不在
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漫画化してほしい
2002/01/30 02:50
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投稿者:あこたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋人同士のすれ違いを、主人公の奈月、そしてその恋人時男の視点で書いた作品。全体的に、この手法に作者が不慣れの為なのか、読みにくかった。特に男側の一人称「俺」が何度も繰り返されるのには違和感があった。似たような小説では江國香織のきらきらひかるが、すらすらと読めてストーリーの展開の仕方も上手でした。
会いたい時に、話したい時に恋人が不在、もしくは自分が「求めている」恋人の不在。その折に、恋人以外の異性に主人公が電話をする。そうした心の動きが、もう少し掘り下げて書いてあれば良かったように思います。恋愛一筋の女性が恋に破れ、仕事に生きがいを見つける、といった定番とも言える解答は少し安易かなと思いました。外に目的を与える事での終わりではなく、「不在」の恋人…自分との折り合いが書かれておられず、残念です。