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商品説明
近代以降の都市計画制度は、必ずしも総合的な空間像を示してはいない。景観論争に加わりながら取り組んだ「京都計画88」の提案を通して構想計画論の発展を試み、人々の主体的権利の復権という角度から論考。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
人々が住む都市空間と住居の在り方を建築計画の立場から論述。アメニティーと景観を考慮した設計を探る
2000/10/06 12:16
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
通常の建築計画や住居に関する書籍では意匠や建物計画,さらには歴史的な経緯の解説が主であったが,本書では「住む」ことをキーワードにすえて,従来のトピックスとともに住居内のアメニティー,景観問題を考察している点で異色である。
まず,都市空間設計の考え方や建築計画の進め方を記述するものの,住民参加,もしくは合意形成を得たうえでのマスタープランの重要性を指摘する。その姿勢には,著者が一貫して打ち出している市民主体の考え方が表れている。次段階で,居住をキータームにした国土計画の方向性が論じられ,安全の視点が不可欠である旨を記し,阪神・淡路大震災を例に考察する。安全性のうえで欠陥住宅の問題は看過できず,次章の住まいづくりにおける居住者の復権という考え方につながる。建築基準法改正,性能規定の考え方を示したうえで,発注者と施工者間の連携を模索する。また,建物を建造する場合,無秩序に行われてはならず,その弊害としての景観問題を京都を始め各都市を例に論述し,街並保存などの実態を報告する。
(C) ブックレビュー社 2000