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商品説明
戦後、日本企業が製造業を中心に展開し、金融機関が進出を果たしたのは、1980年代になってからであった。アジア地域の工業化に日本企業は、どのような役割を果たしてきたか考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小林 英夫
- 略歴
- 〈小林英夫〉1943年東京都生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。専攻はアジア経済論。現在、早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。著書に「日本のアジア侵略」など。
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紙の本
2000/5/23
2000/10/21 00:17
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投稿者:日経流通新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
通貨危機を迎えるまで、アジア経済の活況は新しい時代の到来のようにマスコミによって伝えられていたが、一転してその基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが論じられたのは記憶に新しい。議論の多くは国際通貨基金(IMF)の役割を含め、グローバルな金融システムの功罪に焦点を当てた。それはもっともなことだったが、本書は「アジア通貨危機後の議論で一番欠落していたのは、その舞台となったアジア地域の工業化の歴史とその特徴である」との問題意識から、通貨危機に至るまでのアジアの工業化の流れをたどる。それは日本企業、特に製造業が戦中・戦後にアジアで果たした役割の検証でもある。日本が作り上げた生産システムの特徴と通貨危機との関連を推察すると興味深いものがある。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000