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商品説明
機構、力学、センサ、アクチュエータ、コンピュータ等のハード技術、プログラム、制御、最適化手法等のソフトウェア技術など、ロボットについて考える上でキーとなる部分のポイントをまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中村 達也
- 略歴
- 〈中村達也〉名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、東京都立大学教授。
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紙の本
ロボットのしくみについて,全体を通して広い視点で学ぶ時,基礎から見えてくる踏み台にこの一冊
2000/10/13 00:15
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投稿者:藤井 功 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロボット技術の本質は生き物を真似ることにあるが,生き物がそれであるようにロボット工学もまた総合的な学問と言える。それゆえ体系的にまとめ上げることは困難を伴う。
本書は少ない紙面を駆使し,1冊で材料力学,機構学を含むハード面から,運動にかかわる多体問題,最適化問題の解法によるプランニングやロボット制御のソフト面に至る,ロボットを製作する上で不可欠な基礎的領域を網羅している。経験則的な部分を排除し,数学的内容を多く取り入れることによって,問題にすべき点を明確にしている。タイトルにあるように,応用ではなく,ロボットの製作時に鍵となる部分に焦点が当てられている。
読者はこれを足掛かりにして,独学でさらに深く問題を解決することができる。ロボットを作ってみたがどうも案配がよくない,問題点が明瞭でないので視点を広く持ちたい,あるいは基本から勉強し直したい時に役に立ってくれるであろう。
(C) ブックレビュー社 2000