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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.5
- 出版社: アスキー
- サイズ:26cm/351p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7561-3421-1
- 国内送料無料
紙の本
MkLinux (Ascii books)
著者 Rich Morin (編),コスモ・プラネット (訳)
Appleが開発したMkLinuxのインストールから基本的な環境設定、技術的側面について詳しく解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
MkLinux (Ascii books)
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紙の本
Apple社が開発した,PowerMacintoshで動作するUNIX互換OSMkLinuxを解説
2000/10/05 18:16
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投稿者:佐藤 圭 - この投稿者のレビュー一覧を見る
MkLinuxは,PowerMacintosh上で動作するLinux OSだ。Apple Computer社とOSF Research Instituteが共同で開発した。Mkはマイクロカーネルを意味し,CMU(カーネギー・メロン大学)が開発したMach 3.0マイクロカーネルの上でLinuxサーバーが動作する。LinuxはUNIX互換のOSであり,カーネルのソースが公開されている。
Apple社とOSF Research Instituteによる開発作業は本書に収録されているDR3というバージョンで終了し,現在はMkLinux.orgという組織がR1バージョンの開発を行っている。
MkLinux DR3は,Mach 3.0とLinux 2.0.28が含まれており,ベージュのPower Macintosh G3以前のPower Macintoshで動作する。
Power Macintosh上で動作するLinuxは,ほかに,LinuxPPCがあり,最新のLinuxカーネルをサポートしている。しかしながら,NuBusベースのPower Macintoshはサポートしていないので,MkLinuxはNuBusベースのPower Macintoshにとっては貴重な存在だ。
本書の原書は,1998年にDR3がリリースされた時のもので,したがって,内容は若干古い。そのため,現状にそった脚注による補足と巻末の補足情報が追加されている。また,原書にはMkLinux DR3とPTFリファレンスの2枚のCD-ROMが付属していたが,本書はさらに日本語関連のソフトウエアを収録したボーナス・ディスクが付属する。
本書はインストールから簡単な使い方の解説を行うMkLinux入門パート,ライセンス,Mach 3カーネル,MkLinuxカーネルの説明を行うソフトウエア情報パート,入出力やチップの解説を行うハードウエア情報パート,資料パートから構成される。現在開発が進められているMac OS XもMach 3を採用していることもあり,ソフトウエア情報パートはMach 3に興味がある読者には有用な情報を提供してくれる。
(C) ブックレビュー社 2000