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商品説明
証券市場に対する情報提供ルートを取り上げ、わが国におけるディスクロージャーの構造を明らかにするとともに21世紀における課題を考察。『企業会計』連載の「ディスクロージャーの構造とあり方」に加筆、修正したもの。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
久保 幸年
- 略歴
- 〈久保幸年〉1949年長野県生まれ。早稲田大学商学部卒業。東京証券取引所に入所。現在、同上場審査部長、公認会計士。著書に「適時開示の理論と実務」がある。
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紙の本
東証上場審査のプロが,証券市場における情報開示のあり方を徹底検証
2000/10/06 15:20
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マザーズ,ナスダック・ジャパンの創設,インターネット株取引の急増など,わが国の証券市場は大きな変革の波にさらされている。いまや,証券市場は一部特定の者の取引や利益に資するということではなく,広く国民共有の財産として,その機能を発揮していくことが求められている。
では,証券市場がこうした機能を果たすためには何が必要なのか。東京証券取引所上場審査部長である筆者は,市場が市場として機能するためには,投資対象に対する情報が,投資者が自らの判断に責任を負って当然とされる程度に提供されることが大前提であり,換言すれば,ディスクロージャーが的確に行われて初めて,投資者が投資判断の自己責任を受け入れる素地が整うという。
本書はこうした点を踏まえ,証券市場に対するわが国のディスクロージャーがどのような構造のもとで行われているかを明らかにするとともに,21世紀でのディスクロージャーのあり方を提言している。ディスクロージャーとは,まさに証券市場の重要なインフラなのである。非常に専門的な内容であり,決して一般向きではないが,長年上場審査に携わった筆者ならではの視点が随所に盛り込まれた労作である。
(C) ブックレビュー社 2000