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商品説明
パソコンで年賀状を作るのに500万円かけた男、ウィンドウズかマッキントッシュか迷った男の決断など、『月刊アスキー』編集長による、『朝日新聞』他連載の変則お役立ちエッセイ131本を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
遠藤 諭
- 略歴
- 〈遠藤諭〉1956年新潟県生まれ。『月刊アスキー』編集長。著書に「計算機屋かく戦えり」ほか。
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紙の本
パソコンを使うことがもっと楽しくなる
2001/01/24 18:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
パソコンにまつわる、ちょっと面白い話、ちょっと不思議な話、ちょっとためになる話を集めたエッセイ集。電子メールの便利な使い方からハッカー文化まで幅広い内容なので、初心者からベテランユーザーまで楽しめるのでは。一つ一つのエッセイが短く、どこからでも気軽に読める点も魅力。
紙の本
黎明期からパソコンの海を泳ぎ続けてきた男による楽しくも役に立つうんちく開陳
2000/10/05 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松浦 晋也 - この投稿者のレビュー一覧を見る
パソコン雑誌「アスキー」の編集長が,新聞に連載したコラムをまとめた本。パソコンをその時々の社会や風俗,流行,さらには歴史などとのかかわりの中でとらえて飽きさせることがない。一貫してパソコンにかかわってきた筆者ならではのうんちくが周辺知識とのかかわりとともにさりげなくちりばめられている。手軽に読み下す体裁の本なので2度,3度の再読に耐えるだけの深みには欠けるが,読了すればパソコンという道具をより身近に感じるようになっているだろう。コラムの間に挟まれた「単位のはなし」というパソコン固有の単位系の解説は,内容的にもしっかりしており本文の理解をも助けている好企画だ。
秋葉原で「マイコン」なる機械が入手できるようになった1970年代後半,大人と呼ばれる人々にとってそれは物好きな理科少年達の玩具でしかなかった。80年代,マイコンは「パソコン」に名前を変えたが,多くの人は「おたくのおもちゃ」と思って無視した。90年代に,その「玩具」が産業から生活に至るまでを徹底的に変えてしまうことを予想できた人はごく一部だったと言えるだろう。
筆者は早くからパソコンにかかわってきた人だが,「オモチャ」「自分とは関係ない」と無視しているうちに取り残されてしまった人を切り捨てるようなことはしていない。本書からは,むしろそのような人々をそっとすくいあげて,パソコンのもたらす新しい社会に一緒に赴こうする,優しい姿勢が感じられる。なにより筆者が,パソコンで変わっていく社会をのびのびと楽しんでいることが本書の読後感を明るいものにしている。
若年層というよりも,中年以上のサラリーマンにお薦めの一冊だ。とりわけ今になって「パソコン?,パソコン!」とあわてている人は恐怖心を取り除くために一読の価値あり。また,一応パソコンが理解できている人には,次の四半世紀を見通すための頭の訓練の一助にどうぞ。
(C) ブックレビュー社 2000