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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2000.5
  • 出版社: 双葉社
  • レーベル: 双葉文庫
  • サイズ:15cm/322p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-575-50719-9
文庫

紙の本

活動写真の女 (双葉文庫)

著者 浅田 次郎 (著)

活動写真の女 (双葉文庫)

税込 607 5pt

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みんなのレビュー12件

みんなの評価3.7

評価内訳

紙の本

すべてが1シーンだった

2002/03/31 22:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:acco3 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 京都の街は確かに絵になる。
 京大に合格、絵に書いた様なおぼっちゃまの「僕」
 世間では学生運動、ロックアウトだのと騒いでいる中で世を拗ねたような友人清家と出会い、映画の世界へとどんどんはまっていく…
 そしてそれぞれが恋に落ち2人は青春と言う名の渦に巻き込まれて行く。
 しかし清家が愛した女性はスクリーンの中に住む「活動写真の女」だった−。

 青春と恋と友情と京都。
 どれをとっても絵になる。
 私達がかつて経験した青春。
 肉体と精神ははたして別のものなのか。
 確かに私達の心の中にあった
 かっこわるいぐらいの気難しさ、甘酸っぱいこだわりをもう一度思い出す、すばらしい作品。
 一語一語が心のスクリーンに情景となって映される。
 浅田次郎はすごい。

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紙の本

悲しくて切ない長編恋愛小説

2000/09/23 12:43

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る

もし、好きになった女性が、30年も前にこの世を去った女性だったらどうしますか?

時代背景は昭和44年。
京大に合格、通い始めたものの どうも京都の言葉に馴染めない 友人も出来ない僕。
そんなある日、映画館で 京大医学部生の清家と出会う。
清家も地元出身でありながら、ちょっと変わった雰囲気をもつ男。
彼のつてで、撮影所のバイトを始めることになるが、そこで、とても綺麗な女性に会う。

あれだけの美貌を持ちながら、大部屋女優。
彼女は、映画界に未練を残しながら、自らの手でこの世を去った者だと知らされながらも、
あまりの彼女の美貌に恋に落ちる清家。

人を好きになったら、もう誰にも止められない。
純粋培養、沢山の期待を背負って今まで生きていた清家。
恋に落ちたら、30年の月日なんてもう問題ないのかもしれません。
死人は、歳も取らないし…。
悲しくて、切ない長編恋愛小説。

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2006/09/01 17:21

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2007/06/20 11:57

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