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商品説明
西暦2000年、沖縄いまだ返還されず。混血の少女デニスと千年の視点を持つ男、キャラダインがレキオスを追う。過去と現在、夢と現実が交錯する異色のファンタジー。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
池上 永一
- 略歴
- 〈池上永一〉1970年沖縄県生まれ。早稲田大学人間科学部に在籍中の94年、「バガージマヌパナス」で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。著書に「復活、へび女」など。
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紙の本
物語の終わらせ方というのは難しい。極めて残念な一作。
2001/02/23 17:25
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FAT - この投稿者のレビュー一覧を見る
『レキオス』は、平成12年の日本SF大賞の候補作だったそうである。しかし、受賞はできなかった。候補作に挙げられたのも理解できる。同時に、受賞できなかったのも、さもありなんである。
この作品、前半から中盤にかけては、掛け値なしに面白い。「レキオス」の謎を超時間的に追いかけるキャラダイン(イメージ的にはメフィストフェレスか?)とデニスの追いつ追われつの展開は、本当に手に汗握る。ユタのおばあさんや天才女性学者を初めとして、登場人物達も、少しおとぼけではあるが、それなりに「つぼ」を押さえた上でのおとぼけという感じがして、そつがない。
しかし、問題はラストだ。終わり方が今一つなのである。本作の前半部分で張りつめていた緊張感が、維持されなくなっているのである。特に、最後の方に行くに連れだんだんキャラダインが、赤塚不二夫のイヤミに思えてきてしまうのだ。ストーリーの終局へ向けての盛り上がりが凄いだけに、終わり方が締まらないと辛いものがある。
最後の10ページが違ったものになっていたら、本当にエンターテイメントとして最高の作品に仕上がったと思われ、本当に残念でならない。
紙の本
石垣島でのサイン会いきました
2001/02/01 11:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユタのおばあさんが、中国マフィアのボスをはげましてあげるところが感動しました。自分もはげまされたように感じました。また八重山を舞台に書いて欲しいです。