電子書籍
貫井さんの本はどれも面白い
2022/03/30 09:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルッコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「天使の屍」は是非映画化・ドラマ化で見たいと思う内容でした。貫井さんの人間観察力?凄いと思う。誰もが共感する内容です。深いテーマで、いつまでも心に残ります。
紙の本
作者さんの作品を初めて読みましたが…
2023/11/11 16:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
とある本でこちらの小説が引用されていて気になって購入しました。
しかしかなりセリフまわしがおかしいな…ってのと、主人公である父親の行動もあまりにも都合が良く、主人公を囲む人々の行動もかなり都合良いです。
うーんって思いました。
実際何度も読むのをやめようかなと感じましたが、最後まで読みました。
ミステリはよく読みますし、触れてきましたがこれはちょっとあまりにも話が都合よすぎるなと感じました。
中学生を題材にしたこういう小説は世の中に溢れていますが内容も特段驚くことでもないかな…という印象でした。
読み返すことはないかな。
投稿元:
レビューを見る
「学歴だけが、生きていく上で必要なわけじゃないよ。現に私も、画才で食っている。生きていこうと思えば、どんなことをしてでも生きていけるんだ」
「それはおじさんたちの世代の話でしょう。ぼくたちは違うんだ。ひとつでも間違いを起こしたら、もうその時点でアウト。それがぼくたちに与えられた、厳しいルールなんだから」
投稿元:
レビューを見る
14歳の少年が次々と自殺して行く。息子の自殺の真相を知るために動いた父が知ったものは・・
多分、初版が出たときには、
共感される人が少なかったのではと、勝手に考えている。
14歳の少年達が見る世界と
大人が見る世界が、必ずしも
一致するわけではない。
いや、むしろ違って当然なのか
もしれない。大人と子供の両方の視点での心理描写が上手い。
投稿元:
レビューを見る
少年モノを読んでみやう!と『うつくしい子ども』と共にお買い求めてみたですよ。
ご子息に自殺されたお父さまが「なぜに!?」とな、真相を追い求めるです。
まーまー、真実は知ったものの、なんだかなあ。だったのよねぇ。やむなし。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの貫井徳郎。
中學校2年生が立て續けに3人、飛び降り自殺。
自分の息子が自殺したとはどうても思へない父親が、眞相を探るべく息子の友人たちに話を聽いて廻る。
そして、その友人たちが次々と死んで行く状況の中で眞相が遂に明らかになる・・・
自殺した息子の父が妻に向かつていふセリフ。
「(略)父親といふ立場は、默つてゐてもなれるものぢやない。父親であらうと努力をしなければ、本當の父親にはなれないんだよ。」
いまどきの父親達に讀ませてやりたい。
讀んでゐて、中學生があまりにもしつかりし過ぎてゐると感じた。
そのしつかりし過ぎてゐる中學生が自殺する理由に、はたして讀者諸氏は納得できるだらうか?
やや創り過ぎた感じがする。
2003年6月3日讀了
投稿元:
レビューを見る
タイトル買いだったか、あらすじ買いだったか。どちらにしろちょっとした好奇心で購入。
ミステリーと分類するのもためらったが、解説にミステリーと書いてあったのでここに。
途中登場人物の性格が都合よく変わっていくのに違和感を覚えるが、話としては面白かった。伏線の張り方があまりにみごとで出来すぎとも思える程。
投稿元:
レビューを見る
大学でソレっぽいことをやっていたので読んでみた。
ショートショートを中学校の頃から読んでいた僕にとっては、オチがイマイチ。
ま、面白かったけど。
投稿元:
レビューを見る
とにかく生きる為に必要な尊厳と何かを考えさせられる作品。たとえ親子であろうと人と人が完全に理解し合う事など不可能なんだなぁとしみじみ考えてしまいます。
投稿元:
レビューを見る
スピード感があり一気に読めた。おもしろかったけど、「慟哭」のようなビックリする展開もなく。あまり現実味のある話ではなかったです。(2006/3/7)
投稿元:
レビューを見る
普通のミステリー作品といった感じです。
同著者の「慟哭」の読みやすさに惹かれて読んでみたのですが、そこまでのインパクトはありませんでした。
ボリューム300ページ弱と、さっと読める手ごろさなので、ちょっと時間のあるときのリラックスにはちょうどいいといった感じです。
読後感は「あ〜・・・んなことないやろ」
投稿元:
レビューを見る
「苛められて自殺する奴なんて、馬鹿だよ。そんなつまんないことなんかで死んで、どうするんだよ」
ニュースを見て、そう言った青木の息子・優馬が、わずかその数十分後に、マンションの屋上から転落し、死亡した。
自殺と信じられない青木は、優馬の友人に会い、真相を探ろうとするが、その友人もまた…。
最後に青木が知った驚愕の真相とは?
貫井氏作品にハマっていた2003年10月頃に1度読んだ作品。
今回、再読して改めて思いましたが、「後味が悪い」。
まぁ、事件の真相自体は面白くない事もないんですけどねー。
投稿元:
レビューを見る
イラストレーターとして活躍する青木、その妻の美保子、そして14歳になる息子の優馬。どこにでもある普通の一般家庭のはずだった。が、ある日突然優馬がマンションの上から飛び降り、死んだ。意味深なメモが残っていたことから自殺が疑われたが、青木も美保子も全く心当たりがない。優馬は成績も優秀で、親を困らせるような子でもなかったのだ。しかしながら、解剖の結果、体内からLSDが検出される。青木は優馬と親しくしていた友人たちに話を聞いてまわった。すると間もなくして、その友人達も次々に高いところから飛び降り死んでしまう。
青木が優馬の友達や担任などに話を聞いて死の真相に迫るというのがこのストーリーの大筋ではあるが、話を聞くたびに青木は「そんなことで・・・?」と驚愕することになる。大人にはわからないことで子供は悩み、理解できない思考回路で行動する、作者のいう「子供の論理」というのはよく書かれているし、なるほどなぁと思った。ここに出てくる少年・少女達はすごくすさんで見えて、子供っぽい子供は誰一人として出てこないし、真相も最後にはその子供の口によって明かされるのだが、今の世の中を考えると、特に「衝撃」とも感じなかった。最後の青木の行動は今後彼にとって吉と出るのか凶と出るのか。この話は今から10年前に書かれたものであるが、今のこの世の中なら青木が同じ行動をとったかどうかわからないと思う。世の中歪んでるからなぁ(^^;
投稿元:
レビューを見る
こちらの本は特に地味な方に入ると思われますが(伏線少な目)“中学生の自殺”をテーマにした長編ストーリーは、ありきたりのテーマのように思えて、先が気になってぐいぐい惹きつけられる不思議な魅力を持っています。
投稿元:
レビューを見る
★久々に「読むんじゃなかった」と嘆息した本。いや、面白くないんじゃなくて。むしろ面白い。
ただ、何が読んでてつらいかってーと、自分の中学時代を思い出しちゃうんだな。岩井俊二の映画『リリィ・シュシュのすべて』と並んで「良かったけど個人的に二度と触れたくない作品」殿堂入り。
作中で主人公を惑わす「子供の論理」は確かにいささか冗漫だし、「こんな子供、実際はいるわけねぇよ」と言う読者さんも多いと思うが、多分それは普通かちょっと幸せなミドルティーンを過ごされたかたなんじゃないかと。
ワシの中学時代はホントこんな感じのガキンチョがゴロゴロしてたね。……自分自身も含めて(-_-;) ←だからこの不快感には自己嫌悪も混ざってるわけだ。
子供の世界は大人の世界よりダークですぜ。モラルが未形成な分だけ、余計に。