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妖魔夜行戦慄のミレニアム 下 (角川文庫 スニーカー文庫 シェアード・ワールド・ノベルズ)
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紙の本
人のもつ俗っぽさがいい
2001/09/02 13:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
壮大なスケールで展開される「妖魔夜行」完結編、戦慄のミレニアム。上巻からの期待を裏切らない面白さで、クライマックスまで一気に読ませてくれる。
…結局、うさぎの穴の面々(というか、全世界の妖怪たち)は、最大の敵との戦いに打ち勝つのだが、最後の最後の場面で、友情を培った摩耶とガンチェリーの会話が印象的だった。読む人によっては「品がない」とか「台無しだ」と思われるかもしれないが、こういう人間の俗っぽさがあったからこそ、この結末を迎えられたのだろうし、この物語全体のテーマが肯定化されるような気がするのだ。彼女らがラストシーンでどのような会話をしたのか? それは、あなた自身が読んでたしかめてください。