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紙の本
伝奇小説の妙味。
2002/01/17 12:46
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代が舞台の伝奇長編小説である。美剣士と、美女・美少女・凶悪な怪物という、伝奇小説を彩るキャラクターたちが続々と登場する。中でも風水師の少女、おねむが可愛らしい。スピーディーな剣戟シーンも満載だ。
時代小説ではあるが、会話のシーンが多く、テンポも速くて気楽に楽しく読むことが出来る。これも伝奇小説の魅力と言えよう。壮絶・悲惨な展開も多いのだが、暗い物語にはなっていない。肩肘張らずに時代小説を楽しみたい方にお勧めな本である。