紙の本
勇敢なじんざに拍手をおくりたい。
2000/11/01 11:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
半年程前にサーカスを見に行きました。
時代の流れでしょうか…火の輪くぐりのライオンはもういませんでした。
今日の仕事も終わり、テント小屋で退屈していたライオン(じんざ)は、人間の服を借りて散歩へ。
そこで、昼間のじんざの元気がなかった事を心配して様子を見に来た男の子と出会います。
人間の服を借りている時は、きちんと立って人間の言葉を話せます。
顔は毛むくじゃらだけど(^^;
それから、男の子は、毛むくじゃらな彼がライオンと気付いたように、毎日、サーカス小屋に遊びにきます。
おやつのチョコレートを分けたり、病気のお母さんの事を話したり、
じんざは、何も言わずに男の子の話をじっくり聞いてくれます。
動物たちって、本当は人間の言葉をみんな理解しているのかもしれませんね。
でも、ある夜、大変なことが…
アフリカの草原を走った時のように、じんざは男の子を救う為に走ります。
大切な人を守る為 火の中に飛び込むじんざの勇ましい姿は、まさしく百獣の王ライオンです。
絵本でありながら、クライマックスの凄さに感動します。
ライオンと男の子の素晴らしい友情を描いた作品。
この作品は、東京書籍版「新しい国語3年」にも掲載されています。
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おはなし名作絵本16。
もう若い頃のように動けなくなったライオンと、ライオンが大好きな少年の感動物語。
ライオン思いな調教師の存在も捨て切れません。ラストは物悲しく、涙を誘います。
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ずっと研究していたこの絵本を本屋さんで見つけたのがうれしくて、つい買ってしまった。
これからもこの話に苦しめられることであろう。
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最後、まさかの展開に涙しました。
サーカスのおじさんのたたくムチの『チタン、チタッ』って
いう音がとても好き。
あまり関係ないけど、ポプラ社、いま悪い意味で話題ですね
せっかくいい絵本いっぱいあるイメージなのになあ
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年取ったサーカスのライオンが男の子と仲良くなって
火事になったアパートから男の子を救い出して死んじゃう話
最後泣ける
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小学三年生の娘が音読の宿題があるからと、教科書を広げて読み出したのがこの話だった。
ジンザ。そう言えは昔読んだことがあるなあ、と懐かしく娘が読むのを聞いていたが、
『今日はここまで』といい所でやめてしまった。
ちょっと貸してくれよ、と娘に頼み教科書を受け取ると、その先を読み進んだ。
チョコレート、あんまり好きじゃないけど食べちゃうあたりから、何となく結末も思い出してきて、
読み終えるとついつい涙腺がゆるんでしまった。
こうして懐かしい話に会えるのは、本当に嬉しいものです。教科書、やはりあなどれません。
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サーカスのライオン、「じんざ」はある日サーカスが大好きな男の子と仲良くなる。
毎日チョコレートを持ってきてくれる男の子の気持ちがうれしくて、苦手なチョコレートも食べる。
ある日、明日お母さんとサーカスを見に行くからねと言って帰った男の子のアパートが火事になる。
じんざはサーカスのテントを飛び出し、男の子を救出するが、そのまま火の海から戻らなかった。
翌日は、サーカスのおしまいの日。ライオンの曲芸はライオン使いのおじさんがひとり、むちを鳴らすだけだった。
しかし、おきゃくはいっしょうけんめい手を叩いた。どうしてじんざが帰ってこなかったのかをみんな知っていたので。
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ライオンのじんざと男の子のお話。
じんざの優しさと思いやり。
そして気高さ。
彼は今頃、いつも見ていた夢の中にいるのでしょうか。
郷愁・・・空を見上げたくなる絵本です。
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子供が図書館で借りてきた。くもんの教材らしい。
… こういう話ダメ。子供の読み聞かせ、最後、泣けてきて、読み終わるのが精一杯だった。まだ、子供(5歳)はよく分かってないみたいだけど。
もう一回、読み聞かせられる自信がないなぁ。
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[墨田区図書館]
公文の教材に出てきたお話。
サーカスのスター、ライオンのじんざがサーカスの人(間)だといつわって仲良くなった男の子との交流が、その後どういう話となっていくんだろう、と教材を読んでいても続きが気になっていたのだが、最後は悲しいお話だった。
まだ息子にはじんざが焼け死んだことを理解出来なかった?というか、文字にされていなかったので気づかなかったのか?最後、分かっているのかと確認をした時、「え?そうなの?」という反応だったので、逆に「(まだ)そういうものなのか」と思わされた。
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「それでも、おきゃくは いっしょうけんめいに 手を たたいた」
泣きました。ライオンと少年の思いに泣きました。おいぼれたライオンとサーカスの衰退と。いろんなことを考えさせられました。(12分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #サーカスのライオン #かわむらただし #斎藤博之 #ポプラ社
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ある書評であまりよく書かれていなかったので、読んでみた。その書評はもう手元にないが、子どもに向けたメッセージとして不適切、という内容だったかと思う。
人生の終盤に、命を懸けられるものに出会った…それだけでじんざは寂しさや疲れや諦めといった負の感情から逃れられたのではないか。
自分も人生の折り返し地点に来たせいか、じんざに自分の将来を重ねて見たのかも。
命を投げ出すことを美化するのは好きではないが、自分の命を投げ出して孫を救うことができたら、きっと私は不幸には思わないだろう。そういうことではないだろうか。
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天翔る輝く黄金
少年時代にサーカスのライオンをみた作者が、年老いたライオンをみて感じた想いが含まれた作品。
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目がぴかっとひかった。
生きる力と情熱がなくなってきている今日この頃。このライオンのように、何かに力を貰いたい。
犠牲を押し付け合う小説を読んだあとに、この本を読んだので、リセットされた。けれど、やっぱりライオンはかわいそうだな。
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小学3年生国語の教科書で娘が読んだ。
西村達馬さんの絵がよかった。でも、斎藤博之さんの絵もとてもいいな。どちらも楽しめてよかった。
じんざというライオンの名前がいい。音読で聞きながらずっとジンジャーだと思っていたけれど。
じんざ、ラストは死ななくてもよかったのでは。死んでしまうと悲しみだけが残る・・。じんざは火事の中でアフリカの草原で狩りをするように光り輝く。命が輝く。でも、でもなぁ。
泣ける話なのか。そうか。「泣ける話」にいつも泣けない、ズーンとなって終わる私です。