ボタンのくに

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投稿者：チャミ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ぬいぐるみのうさぎのぴょんは赤いボタンの目をつけています。ある日、赤いボタンがくさむらに落ちてしまって…。赤いボタンはコロコロと転がって、ボタンの国という不思議な世界にたどり着きます。黄色のボタンと友達になったり、黒いボタンのおじさんに追いかけられたり、ボタンのお城に行ったりと赤いボタンは様々な冒険をして…。
　幼い頃、母の裁縫箱には様々なボタンがたくさんありました。小さなボタンはかわいらしく、大きくて茶色や黒のボタンはちょっと厳ついイメージがありました。そして、裁縫箱の中にはリボンや針山など、ちょっと子供心にワクワクするものがいっぱい詰まっていた思い出があります。この絵本は、そんな子供心を巧みに描いた秀作だと思います。赤いボタンが冒険する遊園地には、リボンの川や針山のスキー場、糸がこんがらがったジャングルなど、私が幼い頃、裁縫箱を覗いた時に想像した世界が表現されて、とても嬉しく、懐かしく感じました。子供は、何でも擬人化したり、空想の世界を作るのが得意です。この絵本を読んでそんな想像力を膨らませて欲しいなと願います。にしまきかやこさんの明るく、のびやかな色調のイラストがファンタジックな世界をより豊かに表現しているのが特徴です。また、この絵本はにしまきかやこさんの処女作でもあります。彼女のファンなら必読です。

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投稿者：のきなみ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ボタンの国、という発想が面白い。
色んなボタンがいっぱいでみんな可愛くて素敵。
手芸屋さんやシャツのボタンを見てはこの子達もボタンの国に行くのかなぁ～と
想像力が広がります。