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紙の本
『館』シリーズ2作目
2005/06/30 01:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『崖の館』に続くシリーズ二作目。
舞台も同じ、登場人物もそのまま(もちろん新登場人物もいるけども)なのだが、雰囲気が前作とはガラリと違っている。白い靄のような人影(幽霊?)が徘徊し、登場人物たちの語る不思議な話や怪談話、超常現象と、「崖の館」では美しくもはかない「あやし」の場だった館が幽気ただよう「怪し」の館となっている。
また、登場人物が宗教や哲学、輪廻転生などについても語り、神秘主義への傾向が読み取れる。密室での盗難や殺人がおこるのだが、この事件も超常現象というか、現在まだ一般には認知されていない(と思われる)手段でおこされ、解決でも似たような方法がとられるので、好き嫌いがハッキリとわかれるのでは?私はそのようなうさん臭い話しが大好きなので、とても楽しめました。