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紙の本
バルトの紹介者井上良雄による渾身の伝記
2001/07/23 17:32
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投稿者:Shinji - この投稿者のレビュー一覧を見る
ブルームハルトはドイツの敬虔派の流れからでて、それを越え、カール・バルトやトゥルナイゼンなどの弁証法神学にも深い影響を与えた人物である。
父ブルームハルトは近年カリスマ運動の先駆者のように論じられることが多い。しかし、それ以前にカリスマ運動の対極に位置する宗教社会主義と弁証法神学の二つの陣営が、父子からの深い影響を表明していた。カール・バルトが子について言った言葉は対立する二つの陣営に対して独自の距離を保ったブルームハルトについての深い洞察を示している。
「彼は…われわれ…のかたわらを、友情を示しながらではあるが全く関与することなしに、通過してゆく」(398頁)。
大切なのは、父子が何を見つめ、どこに向かって生きたかであろう。バルトの紹介者、井上良雄による渾身の伝記。