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紙の本
古代バビロン神話への異次元ファンタジー
2001/06/08 15:51
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投稿者:なたね - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代バビロンの出土品を調べていた学者のケントンが、突然異次元へと足を踏み入れることになった。キーは調べていた出土品の中から現れた美しい帆船「イシュタルの船」。
はるか昔のバビロンの神々、女神イシュタルを始め知恵の神ナブ、闇の神ネルガルなどがふんだんに出てくるのはまるで異国の風景そのもの。北方の民やペルシャ人など多民族の交わる様子や、美しい巫女の妖しい魅力。徐々に異次元に慣れ親しみ、たくましく成長していくケントンのファンタジー冒険は最近では珍しい古典的な作りになっていて、かえて目新しく思える。
1924年に発表されたこの作品の古風で神秘的で、しかも単純にわかりやすい表現はデジタル世界に慣れた心に、魅力的な心地がした。