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風の七人 (講談社文庫)
風の七人
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紙の本
敵はカンボジアにあり!
2005/04/26 20:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は戦国の世も終わりに近づいた大坂の陣前夜、食い詰めた武士や浪人たちが海を渡りカンボジアで一大勢力を築き財宝を貯めこんでいるという。それを奪い軍資金とするため、真田幸村の密命でカンボジアへ向かう忍者や妖僧、剣使い、謎の美女ら一癖も二癖もある一行七人。それぞれの思いを胸に秘めながら、五十人対七人の死闘の幕が切って落とされた。
SFやミステリで健筆をふるう著者の、初めての長編時代伝奇モノだそうです。初めてとはいえそこは山田正紀、アクションあり恋愛模様ありとサービス精神あふれた盛りだくさんの内容をソツなくスッキリとまとめ上げています。
欲を言えば、敵役のカンボジアの大将である天竜についてあまり筆を割かれていないにもかかわらず、とても鮮やかにその人物像が目の前に浮かんでくるのに比べて、主役の七人はそれなりに紹介されているのに、いまひとつ精彩に欠けています。もっともっと主役の七人についての書き込みがほしかった。