紙の本
ハリー・ポッターに似ている!?
2002/02/05 19:20
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投稿者:楓 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水車場に捨てられた孤児クラバート。しかし、そこは魔法学校で、親方は魔法の先生でした。魔法学校…というハリーポッターを連想させる設定ですが、この魔法学校は体育会系(笑)のノリでクラバートをしごきまくります。好きな人は好きな世界ですね。
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中学のときに後ろのロッカーにあった小説です。
毎朝、読書タイムの時に読んでいました。
とても不思議な小説です。
まだ全部読んでないけど、面白いです。
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舞台は中世ドイツの一地方。スラヴ系のヴェンド人の民話である「クラバート伝説」を基に書かれた物語だそうです。
村から村へ物乞いをしながら旅をしていた浮浪児クラバートは、不思議な夢に誘われるようにして、シュヴァルツコルムの水車場を訪れました。そこで見習となったクラバートは、普段は水車場の職人として働き、金曜の夜には他の仲間と共に12羽のカラスとなって、親方から魔法を習うことになります。魔法の修行といっても、親方が三度だけ唱えて聴かせる呪文を丸暗記するだけのもの。職人たちはそれを覚えても良いし、覚えなくてもかまわないのです。
謎めいたことの多い水車場の暮らし。食事と寝る場は保証されたものの、自由を失って、辺りには常に暗い影がつきまといます。どうやら親方は、選帝侯アウグストをそそのかし、スウェーデンとの戦争を長引かせようと画策しているらしいのですが・・・・。
そんな中クラバートは、復活祭の夜耳にした少女の美しい歌声に魅せられてしまいます。
クラバートの淡い恋心の行方は、そして、新月の夜、決まって水車場を訪れる男の招待とは。。。。。。
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実は読んだことなかった。そして大好きな作品『小さい魔女』の作者だということも初めて知った(汗)
淡々と進む不思議な物語、続きがどうなるのか楽しみ(下巻を実家に忘れてきた)。各章のタイトルがとても良い雰囲気。
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今日児童書専門店のひつじ書房で購入。
昔読んで面白かった気がして、再度読みたくなった。
ここのお店を営んでいる方がレジでこの本を見て、ほっとすこし息をのみ「いい本ですよね」という。
心が通ったと思った。
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子供に職人の世界を垣間見てもらうのによいかもしれません。
仕事の世界では、良い悪いの2択ではないこともわかってもらえるかもしれません。
そうでなくても、世の中には不思議なことがあるもんだという理解だけでも十分かもしれません。
外国の文化や風習を知るきっかけとしてもよいかもしれません。
暗い話ですが、ピンチはチャンス。人としての成長はピンチが与えてくれるものかもしれません。
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ゼミの課題で。愛は魔法に打ち勝つっていうお話^^千と千尋の神隠しに通ずるものがあると知って納得。これを読むことによって千と千尋の解釈も深まるなんて、一粒で二度うまいでした。
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狭い世界の絶対的な権力という世界と、魔法という興味深い世界。
従いたくない事と知りたい事ととがぶつかり合う。
真実と裏切りの中での学び。
ただ単に楽しいことだけではなく、苦しい事や嫌な思い、泣きたくなる事もありつつ、クラバートが成長して行く様がわかる。
色々な装飾がない文章なので、小学生向きなのは、否めないが、ドイツとその周りの民族の伝説を元に書いているだけあって、世界観は独特で面白い。
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おもしろい。いまや訳が少し古く感じられるし、子供向けにしてはあまり読みやすくないけれど、上巻の後半になるにつれて、これはなにかすごい物語なんじゃないか、という予感がしてくる。全部読んでみて、また感想を書いてみようと思う。
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よかった。ただ、宮崎駿が愛読したという前知識があったので、ちょっとそれに影響されてしまいもったいなかった。例えば親方と職人たちの関係や、親方と街の役人との関係、食べ物の描写、体はその場に居ながら異界に行く…など。ラピュタやハウル、千と千尋をごちゃまぜにしたみたいな印象。 もちろんそれ以外の要素も面白いんだけど。 クラバートとトンダの関係が好き。聖歌隊の女の子との関わりはどうなるのか?恋愛にはならない気がする(願望)。もう少し舞台になってる地方のことを知りたくなった。(13.10.4~11.1)
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雰囲気がありすぎる表紙に躊躇して、長い間読めずにいた本。
ただ、作者は子供の頃から馴染んでいる『大どろぼうホッツェンプロッツ』や『小さい魔女』と同じと知り、俄然読む気になりました。
舞台は18世紀のザクセン地方。
物乞いの少年クラバートが、夢に導かれるように水車小屋に行き、そこで住み込み修行を始めます。
村人は誰も寄り付かない水車小屋。親方のもとで働く、どこかなぞめいた11人の粉挽き職人たち。
見習い期間が明ける頃、不思議な状況がわかってきます。
親方と徒弟は魔法使いと弟子たちで、水車小屋で働く傍ら、弟子は魔法を教わっていきます。
粉挽きも魔法で行っているようですが、効かない時もあり、弟子たちはなかなかの重労働。
はじめにそうした話もなく、1年経ってから悟らせるというのでは、「聞いてない!」と反抗する弟子も出てきそうなものですが、誰もがクラバートのように、やむにやまれぬ状態で訪れたのでしょうか。
自分から願ったわけではなく、たまたま魔法使いの弟子になった彼ですが、魔法を覚える代わりに大きな代償を払うことになります。
それは、自分の命は親方に握られてしまうということです。
どんなに逃げても逃げられない状態。
大晦日には、12人のうちの誰かが死を迎えるという恐ろしい契約。
この作者の作品は、どれもドイツらしい重みがあって、今でもそこここに魔法が残っているかのよう。
暗く謎めいた物語世界に引きこまれます。
まったくわけがわからない状態で、あれよあれよといううちに水車小屋で働くようになった彼。
完全に巻き込まれ型です。
それまでは東方の三博士の格好で少年3人で物乞いをしていたのに、突然クラバートが抜けたため、残りの2人は困ってしまっただろうな、と思いました。
まだまだ分からない点は多く、特に大親方と死のうすのことが気になります。
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学生時代、サークル室においてあって気になっていたのであるが、これを研究している方に会って、読んでみたくなった。前半はとにかく、ドキドキして、美しい自然のなかで、生きることの不条理を感じる物語である。
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中世だか近世だかのドイツ、チェコの中間あたりの地方で、乞食をするよりはましという理由で怪しい水車小屋(実は魔法学校)で働くことになった少年クラバートの物語。暗くて先が見えなくて、ループに陥ったような不安になる雰囲気がよい。水車小屋での生活も二周目に入ったところなので続きが楽しみ。
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「井戸を干上がらせる魔法」を教える親方。
その瞬間にこの物語は期待できると感じました。
そしてクラバートって名前が良いよね。
この本の表紙もずっと記憶に残ってた。
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司書の間で話題になっていたので読みました。
登場人物の名前が覚えられなく、また、キリスト教のいろいろな祝祭日などの知識がないと理解できない部分が多いですが、そんなことにとらわれずにとにかく先へ先へと読み進めたくなって一気読み。
結末が気になるとき、先に読んでしまうこともありますが、この本は結末を知りたいような知りたくないような(ずっと読み続けたいような)不思議な気持ち。
最後まで読み切ったらまた最初に戻って、登場人物一人一人味わいながらゆっくり読み返したいです。