紙の本
絵本史の黎明期の記念すべき絵本ー150年以上読み継がれている世界的ベストセラー絵本
2006/04/09 21:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まざあぐうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神科の開業医だったホフマンがクリスマスの贈り物として、3歳になる自分の子どものために絵を描き、詩を添えた創作絵本、幼い子ども達のために創られた最初の絵本です。
指しゃぶりをする男の子、マッチで火遊びをした女の子、爪や髪の毛をのばし放題の男の子・・・言うことを聞かない子ども達が受ける罰は結構怖いものです。躾絵本的な色彩が濃いものの、愉快なイラストによって辛うじて面白さをかもし出しています。昔話を読むような感覚で受け止めるとよいのでしょうか。
初版が1845年に出版されるやいなや大評判を得て、以来150年以上にわたって多くの国の言葉に訳され、600版以上を重ねています。非常に教訓的な内容ですが、絵本の中の世界的なベストセラーとなった記念すべき一冊、シリーズほるぷクラシック絵本の中で現在も購入可能な絵本です。
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説教くさい絵本はキライです。
絵本で、道徳とかしつけとか説かれると、
「ヨソでやってよ~」
と思います。
もしやるならば、
ここまでやらねばっ!!!!
ここまでやるなら、価値がありますよ。
これ読んだら、
「火遊び」とか、ゼッタイにしないっ!!
ま、親指ぐらいしゃぶってもいいとは思うけど・・・(;^ω^)
「うへぇ~!」
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授業でこの本が扱われて、気になったので読みました。考え事しながらぼんやり歩く事が多いのでハンスみたいにならないよう気をつけなければとひしひし思いました(苦笑)
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パウリンヒェンはもえちゃって
3にん インクのつぼのなか
コンラートのおやゆびは
ちょきん ちょきん!となくなった
ローベルトはどこまでも
くもをつきぬけ のぼってく
どこまでとんでゆくのやら
それはだれにも わからない
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表紙の絵が不気味。
表題の「もじゃもじゃペーター」ほか全10話。
もう1年も爪をきらず髪もとかない、とっても汚いペーター。
(で、何?というほど短いこのお話)
他のお話は残酷だったり、こわかったり、間が抜けてたり。
飯野和好さんのキテレツな絵がお話の雰囲気にあっています。
こういう毒のある本もたまにいいかな。
でも、笑えるのも確か。
とても気になる絵本です。
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有名な絵本ですね。
もじゃもじゃペーター。
りょうてのつめはのびほうだい。
かみにもくしをいれさせない。
きたない!もじゃもじゃペーターだ!
子どもの頃に読んだ記憶がありますが、
あらためて教育的視点から、読み返してみました。
考えることは、教育の暴力性と必要性。
子どもの自由意志や主体性をどこまで尊重しうるか、
というのは、なかなかにむずかしい問題です。
しつけ、についても、
親の教育がなっていないなどということは、よく議論されていることでもあります。
電車の中で騒ぐ、地べたに座る、ケータイの操作、、、
もじゃもじゃペーターにも、
親の言うことをきかない子どもたちが、出てきます。
その末路は、暴力的な表現も含まれていて、
読み返してみると、こわいなぁ、とも思うのですが。
子どもにも意志があります。
しかし、しつけや教育というのは、
少なからず、社会にとって望ましい人間に、
という方向性をもちます。
価値観の押し付けともいえる、その方向性や暴力性を無視することはできず、
親であるということ、教育者であるということは、
そういったこととも向きあっていかなければなのでしょうね。
しつけや教育は、生きていくうえで欠かせないものですから。
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シュールだなぁ。毒もある。指しゃぶりの子ママの留守の間に指をしゃぶったら仕立て屋が来て親指をちょっきん!なーんて。お行儀の悪い子、動物をいじめる子、ぼんやりしてる子。最後はどうなる!?
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おもしろいか、というと、個人的には?ですが、こういう毒がありシュールな作品って子供の頃に読むと妙に記憶に残る気がします。
暴力的な表現もありますが、子供の世界にも暴力ってあるんですよね。それを生々しいものではなく、さらっと作品に組み込んでいるように思いました。
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有名どころのようなので、図書館で借りてみた。
精神科医である作者が、1844年のクリスマスに3歳の息子に贈る適当な絵本が見つけられなかったため、自ら作った絵本。
表題作を含み10つのおはなしが入っている。
なんというか、ひどく、道徳的な絵本です。
ナンセンスだったりこわかったりする。
1845年に出版されて1ヶ月で1500部を売りつくした、というけれど、大人に受け入れられた、ということなんじゃないのかな。
子どもも、こわいものみたさで好きなんだろうか。
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子どものための絵本が買えなかったから自分でつくってみたものらしいのだが、時代が時代なのか、外国だからなのか、内容がすごいwww
現代向けのかわいい挿画バージョンもあるらしいので、比較して読んでみたい。
火遊びの話は、猫が冷静過ぎてwwwでも、イマドキの絵本だったらこういう結末に絶対しないだろなー。
親指をしゃぶったら……と警告する母親の話は、超早い展開に「?!」となった。絶対待機してたろ。
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子供の頃に兄弟で読んで激しくびびらされた一冊。
大人になって手元に置いておきたくて、ネットで調べたらなんだかファンシーな感じなのが発売されててまた衝撃。
このイラストだからこそ!
と思うのは私だけなんでしょうか?
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ドイツの精神科医が3才の息子に贈る適当な絵本がなかった為、
自身で絵を描き、詩をそえたというこの作品。
読んでビックリ。
しつけの為の話だとしても、教訓的な話だとしても、
インパクトが強すぎる。
一度読んだら絶対に忘れられない1冊。
※関連書籍‥「もじゃペー」に「しつけ」を学ぶ:日常の「文明化」
という悩みごと
山名 淳 著
(Y.N)
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道徳的な戒めが強いので、楽しめる本ではない。作者の思いから、素人的な挿絵が都合よく修正等されていないという。そこがますます、この本の質を高めている。
10編のお話が収められているが、結末をどうとるかは人それぞれ。
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うわー、それはないよね〜
と言いながら、子供達と読んだ記憶があります。
大きくなった子供達もとても記憶に残っている絵本のひとつ。
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子供のときに読んで、強烈に印象に残っていた本。
タイトルすら忘れていたけど、大人になってからふと読みたくなり記憶を頼りに探し出し、手元に置いてます。
好き嫌いしすぎて糸のように細くなり死んでしまった子、マッチで火遊びをして全身火だるまになり死んでしまった子など、独特のタッチで描かれています。私にとってはアンティークのような一冊です。