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紙の本
攻守の基本を身につける
2002/04/23 11:54
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投稿者:dill - この投稿者のレビュー一覧を見る
腕ならしの次の一手問題からなる第一章。
石の働きを論理的に説明する第二章。
その知識をふまえた上で,ちょっと難しめの次の一手問題を集めた第三章。
本書は,この三つの章からなる。
注目すべきなのは,石の働きを説明した第二章である。石の働きを知ると言うことは,無駄な手を省け,効率よく攻め,守れると言うことである。
プロの碁がアマチュアにとって難解であるのも,徹底して無駄な手を打たないようにしているからである。
本書の内容は,その基礎を述べたものだから,本書の内容で,即,プロの碁が理解できるということはないが,布石や石の死活を理解し,中盤の戦いを学びたいと言う方にとっては,読む価値のある内容であることは間違いない。
「厚み」や「ダメヅマリ」と言う,難解な囲碁用語をさりげなく説明しているところも嬉しい。