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- カテゴリ:小学生
- 発売日:1966/11/01
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:21cm/290p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-00-115025-5
馬と少年 改版 (ナルニア国ものがたり)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:13,310円(121pt)
- 発送可能日:購入できません
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紙の本
親を愛せないないことは子どもにとってはひどい苦しみなんですよ、実は。
2007/01/10 21:59
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は7、8歳の頃、「自分の親はどうしてこう下品なんだろう、酒飲んで暴れたり、嫌なことばっかり言う人たちなんだろう」と、自分の親について日々疎ましく思っていました。けれども親に対してそんな思いを抱くのは自分が悪いのだ、だって周りの子たちはみんな親が好きみたいだもん・・と、自分を責めて私がおかしいんだと悩んでいました。
後から知ったことですが、小さな子というものはどんなに親がひどい親でも、親が自分にあたるのは自分が悪いと思うものらしいのです。例え虐待されてても他の人に言わなかったり、お母さんは悪くないなどと言うのもそのためです。もう少し大きくなれば、誰でも嫌いだとかあっちいけとか平気で言えるようになるのですが・・・
「馬と少年」は、そんな子供の私には一つの衝撃でした。「馬と少年」の主人公の少年もまた、親を愛そうとつとめてもどうしても好きになれなくて、気がとがめていたというのです。
「ああ、私と同じだなあと、別に親が嫌いでもいいんだな」と、心のどこかが軽くなったのを覚えています。「いつか私にも優しい上品なお父さんとお母さんが・・・」と夢見つつ、「残念ながら、これが本当の親だろうな、はあ」と冷静に見られるようになって大層楽になったものです。
作者のルイスがそういうことまで考えてこういう設定にしたのかどうかは知りませんが、きっとこの人なら考えてやったと思われます。ここまでのファンタジーを描ける人は、子供の小さな傷つきやすい心を忘れない人であったのでしょう。
本自体のストーリーにはほとんど関係ないこんなささいな一文に人の心は救われることもある。こういうことも「本の魅力」の一つですが、私にそれを教えてくれたのは多分この「馬と少年」でしょう。
紙の本
一時停止
2003/01/25 12:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なな - この投稿者のレビュー一覧を見る
カスピアン王のころから一休みして、ピーター王とその兄弟たちがナルニアをおさめていた時代のにナルニアとカロールメン、そしてその間にあるアーケン国とでおこったお話です。
カロールメンのはるか南にアルシューシュ貧しい漁師が、シャスタという少年と共にすんでいました。ある日、アルシューシュの家にタルカーン(大貴族)が一晩泊まりに来ました。そのタルカーンは、シャスタを自分に売ってくれと申し出ます。そこでシャスタは、アルシューシュが自分の父親でなく拾われてきたということを知ります。一人でシャスタが馬に向かって話していると、その馬はブレーという名前で、物言うナルニアのけものだということを知ります。シャスタは、そのタルカーンが悪人だと聞いて、ブレーと共にナルニアにむかいます。その途中、アラビスという家から逃げてきたタルキーナ(タルカーンの女の人)にであいます。アラビスと、雌馬のフインもナルニアに行くところだったので、2人と2頭はともにナルニアに向かいます。その途中でシャスタたちは、カロールメンの王子、ラバダシがひそかに軍をひきい、アーケン国とナルニアを征服しようとたくらんでいることを知ります。シャスタたちは、このたくらみを阻止しようと、全力でナルニア国にむかいます。
途中で出会う様々な冒険、シャスタにそっくりなアーケン国の王子コーリン、やはりこのお話にも出てくる偉大なライオンアスラン、そしてシャスタの本当の両親とは。夢と不思議、そして冒険がいっぱいにつまった、ナルニア国物語第四弾です。