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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1987
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブックス
- サイズ:19cm/246p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-15-000611-3
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本当に「雰囲気だけ」とは!
2002/07/04 23:23
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハードボイルドの大御所チャンドラーの短編集。確かに文章は良い。ドライでキビキビしていて、人を惹き付けるインパクトがある。だが読み進むにつれて、何じゃこりゃという思いに変わり、ついには読まなきゃ良かったと思った。話の好き嫌いの問題ではない。話がありきたりだとか、ご都合主義にすぎるとか、筋立てが雑だとか…そういう次元の問題でもない。何と言うべきか…とにかく話の筋になっていない、物語になっていないのだ! とてもプロの作家が書いたとは思えない。難解な純文学ならともかく、ミステリーでこんなのは初めて。チャンドラーの小説は、筋を追うのではなく、雰囲気を味わうものだ…という噂は聞いた事がある。それでも本当に文字通り、掛け値なしの意味で「雰囲気だけ」とは夢にも思わなかった。話の出来が悪いのならまだともかく、話が全く出来ていないなんて…もう2度と読みたくない。