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書店員レビュー
葛飾北斎を師と仰ぎ、幕末から明治中期にかけて活躍した
ジュンク堂書店池袋本店さん
葛飾北斎を師と仰ぎ、幕末から明治中期にかけて活躍した反骨の絵師、河
鍋暁斎(1831‐89) の戯画集。頑固な旧弊と皮相な文明開化を痛烈に諷刺
した暁斎の戯画には、健康な笑いと新時代の息吹があふれ、当時、東京名
物の一つとして人気を博した。代表作を満載。
紙の本
異能と超越
2019/06/04 13:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
河鍋暁斎の絵は、すぐれた美術品であるだけでなく、江戸から明治へと時代がうつるに際しての社会のありようを語る資料としても有意義なものです。本書は、多数の作品のうち一部を、適宜に解説を加えながら紹介しています。戯画としての意図、および絵に添えられた文章は必ずしも現代人が容易に理解できるものではありませんので、とてもありがたい構成だと思います。
2017年に、河鍋暁斎作品の展覧会が開催されました。私は、そのテレビCMを見るまで暁斎について全く知りませんでした。同じように、当該展覧会との出会いを機に初めて河鍋暁斎の名と才能とを認知した方も多いのではないかと想像しています。
約半年かけて完了した巡回展は、全て英国在住の画商・ゴールドマン氏が所蔵する作品により成立したそうです。時代も国境も越えて支持される河鍋暁斎の凄さを感じます。
多くの人に、本書を一つの入り口として楽しくも恐ろしい浮世絵の世界に触れてみていただきたいと思える一冊です。
紙の本
異端の絵師の残した画業の一端を、文庫本で垣間見る
2021/07/20 21:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書に収録されている作品の中で必見なのは、
かの「安愚楽鍋」におさめられた挿絵です。
21世紀になっても一向に古びていない作者の絵に
表現された笑いの感覚が堪能できるはずです。
それにしても、暁斎が葛飾北斎を師と仰いでいたとは、
とんと知りませなんだ。