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紙の本
これぞ爆弾本!
2001/06/30 00:18
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ばいきんまん - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆弾作りに惹かれ、趣味が高じてホントに爆弾を造ってしまった大島渚の友人でもある録音技師の爆弾本(笑)
昔の事情からしてぶっ飛ぶ。今の若者がパソコンに詳しいように、昔の少年は武器について詳しかった。戦前の少年誌には活動映写機と並んでピストルの広告が載っていた! 中学校に射撃クラブがあって、実弾を撃つのも普通だったそうな。特に筆者はもともと好き者のに加えて、親戚に陸軍火工廠の技手がいたこともあって爆弾の製造技術に詳しかった。そんな時代に生きた青年があるとき「球根栽培法」を手に入れる。なんだこれは? インチキなことばかり書いてあるじゃないか。「球根栽培法」はインチキだと言いふらしていると、ある組織が「爆弾を造ってみないか」と近づいてきて、よっしゃと請け負った。
物語の合間に歴史的テロに使われた爆弾についての詳細な解説があり、その性能、信頼性などの解説があったりして、これがまた興味深い。技術的に検討してみると人一人殺せないようないようなのも多かったようだ(笑)。
結末は、大島渚が寄せた序文にある通り、これを映画にしても誰も信じないだろうと思えるモノ。日本でも裏では熾烈な諜報戦があったことが伺える。
ただし、これ読んで爆弾を造ろうとしても無駄だそうです。大事なところは一切書いていないので、素人がここに書いてあるようにやったら命のの保証はないそうです。