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紙の本
死を意識させる本
2007/07/22 15:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くにたち蟄居日記 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいてとても辛いものがある キングの大傑作小説。
100名の少年が歩き始める。途中で速度が遅くなったり 歩けなくなると警告を受ける。3回警告を受けると射殺される。99名が死ぬことになり 1名だけが生き残る。そんな 過酷なレースだ。
ありえない話なのだが 読ませる。それはキングの冴えた筆致である。
しかし 一歩引いて考えてみると 僕らの人生も そんなロングウォークそのものであるのかもしれない。僕らも いつかは 必ず死を迎える。それをわかっていながら 人生を歩んでいる姿は 本書の少年たちと同じなのだ。
そう思って読むと 中々辛い話だ。僕らに死を強く意識させるからだろうか。
紙の本
これぞ命がけのゲーム
2002/03/12 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:郁江 - この投稿者のレビュー一覧を見る
100人の少年が最後の1人になるまで不眠不休で歩き続ける。立ち止まることは 死を意味する…体力と精神力の限界を試される。まさに命がけのゲームである。
この作品はキングが大学生の時に書いたモノで、確かに粗さもあるが、勢いがある。なによりキャラクターが魅力的!! 心理描写が本当に巧みで、妄執と狂気へのカウントダウンが見所で、ただ歩くだけの話にどんどん惹き込まれていきます。私のお気に入りはピーター・マクヴァリーズ。彼に注目してお読みください。
紙の本
“死”の為歩き続ける
2001/02/28 07:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kyowya - この投稿者のレビュー一覧を見る
一定以上の速度で、眠らず、ただ歩き続ける。敗者には死が、勝者には望みのものがもたらされる“ロングウォーク”。少年達は、進むしかない道を歩き始めた。
どれだけ疲れ立ってさえいられなくても、どれだけ眠く瞼さえ開けていられなくても、歩き続けるしかない。死なない為には。人生の様に。
紙の本
今でも異彩を放ち続けるキングの初期作
2002/07/31 03:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:scarecrow - この投稿者のレビュー一覧を見る
『近未来のアメリカ。そこでは選抜された14歳から16歳までの少年100人を集めて<ロングウォーク>という競技が行われていた。それは、コースをただひたすら南に歩くだけという単純なものだったが、このレースにゴールはない。歩行速度が落ち、三回以上警告を受けた者は次々に射殺され、最後に生き残った一人が決まるまで続く文字通りの「死のレース」なのだ。昼もなく夜もなく、冗談を交わし、励ましあって歩き続ける少年たちの極限状況を、鬼才キングがなまなましく描いた空前の異色作!』
一説によると『バトルロワイアル』の元ネタらしいが、真偽のほどは確かではない。ただ「最後の一人になるまで〜」等の設定は似通っているのでありえない話でもないだろう。『バトロワ』との大きな違いは、あちらが物理的な戦いだったのに対し、こちらは心理的要素が多くを占めていることだろう。そのために、『バトロワ』と比較すると地味で気だるい感じがするが、その分奥が深いと言うか哲学的要素が大きいように思う。作品の性質上予定調和的なストーリーは避けられないが、それぞれが何を考え、何を思い、何のために歩くのか。そういった心理描写を交えながらラストへ読者を導く手腕は素晴らしい。
紙の本
死のロングウォーク
2001/08/24 00:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真 - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台は近未来のアメリカ。そこでは選抜された10代の少年を集めてある競技が行われていた。その名も“ロングウォーク”。この競技のルールは単純明快。ただひたすら歩き続けること。
しかし歩くペースが落ち、三回警告を受けると射殺されてしまう。最後の一人が決まるまで、少年たちは歩き続ける……。
キングの別名義で発表された作品だけあって、随分とアラの多い作品。ラストは予想出来てしまうし、背景が充分説明されていない為、キングにしては説得力のない話になってしまっている。