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紙の本
読み易いけれども
2003/02/03 18:03
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投稿者:亜李子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず第一に、この作品はいちいち上下巻に分ける必要があったのかどうか考えてしまう。文庫のかたちを取っているから、持ち運び易さを考えるとこの程度の厚さが良いのかも知れないが、京極夏彦氏の文庫化された作品を考えると、それもどうだったのかと思ってしまう。上下巻に分けたことで中途半端に気になるところで寸止めを喰らう羽目になる。出来ることならば一冊に纏めて欲しかった。上巻だけでは多分不完全燃焼のまま悶々とするためになると思うので、是非読み終わったらすぐに下巻にも入れる準備をしてから読んで欲しい。
上巻ではまだ導入部といった感じで、例の如くふたつの事件が起こる。事件に乗り出すのはやはり女性で、彼女たちが主人公、名探偵・浅見光彦と出会い、難事件を解いてゆくことになる。
この話では日本舞踊などの芸能が主に関わってくるが、あまりその知識がなくとも読めるだろう。ちゃんと中には解説が書いてあるが、それが寧ろ、適度に芸能を知っているひとには鬱陶しく感じられるかもしれない。丁寧過ぎるのも難点だ。