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紙の本
クライマックスに、感動!
2001/09/01 10:30
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投稿者:賢者の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
三巻から同様のサブタイトルで続けられた「火竜山の魔竜」も、この下巻で完結。パーンとアシュラムの対立関係を主軸に、多くのキャラクターを抱えこみ、しかしその誰もが物語に不要とならずに展開されていく。
しかし、やはり、パーンとアシュラム以外に、この巻で印象的だったキャラクターを挙げよと言われれば、私は迷わず狂戦士のオルソンを推すだろう。彼はクライマックスに狂戦士化して死ぬのだが、「僕は怒る。しかし、怒りは復讐じゃない。臆病な者が、戦うために必要な力なんだ…」という言葉に、感動せずにいられない。怒りの精霊ヒューリーに支配されながらも愛する者のために命を賭けて最期まで戦っていく…ロードスという呪われた島に生まれたオルソンの、ひたむきな、そして苛烈な生き方に、私たちは何かを学べないだろうか。