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紙の本
奴隷から支配者へ
2002/05/27 20:49
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投稿者:チッコイ・タイナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
マムルークとは奴隷を意味するアラビア語で,
特にトルコ人などの白人奴隷を指して用いられました。
そのような奴隷出身のマムルークが、
9世紀からイスラム世界に於いて、軍事力の中核を担うことになり、
さらにはアラブ人やイラン人といったムスリムの大衆を支配することになったのです。
なぜ、元来は異民族出身の奴隷兵士であった彼らマムルークが
ムスリムの自由人の上に立ち活躍することが出来たのかということを
イスラム世界における奴隷のあり方から説き起こして、
9世紀から19世紀にいたるマムルークの歴史を論じていきます。
イスラム社会の一端を、マムルークという「他者」との関わりから
明らかにすることを試みた一冊です。