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短編集で、いくつかはいっていたけれども、もちろん目玉は「わが愛しき娘たちよ」コニー・ウィリスはこの作品のことばっかり言われるのは嫌みたいですが、読んだときの衝撃ときたらなかった。
あの生物の形状が、私には(ゼノギアスの)チュチュに思えて仕方ない。
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この中の「エサウ」が読みたくて(ずーっと以前にSFマガジンに載っていたのですが)探しました。基本的にはもう絶版……でも、この間書店で新刊として見かけた…あるところには残っているんだなぁ。
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衝撃。すげー。表題作はもちろんだけど他の作品も好きだ。「鏡の中のシドン」と、女のひとならではってかんじの「デイジー、日だまりの中で」が好き。
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コニー・ウィリスを読み返してます。私の読書は次が予想できるイモヅル方式です。「わが愛しき娘たちよ」・・・・な、なんかとんでもなく不道徳じゃないですか?これ。4文字熟語の乱発はともかくとしてどこがどうヤバイのか説明に困る・・・・が幼児ポルノに通じるいかがわしさがある、気がする。
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表題の短編を読んでいる最中、なんだか身体が落ち着かなかった本。自分が女性であることを思い出させられるような居心地の悪さ。ああ、思い出しても身体がむずむずする。こういう気色の悪さって、狙っても描けないものだからやっぱりすごいんだろうな、コニーさん。
「見張り」は普通に面白く読めました。SF苦手なんだけれど。
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現代アメリカSFを代表する女性SF作家、コニー・ウィリスの短編集です。表題作の「わが愛しき娘たちよ」は発表当時かなりセンセーショナルな議論を巻き起こした作品だそうで、ヒューゴー賞・ネビュラ賞のダブル・クラウン獲得作でもあります。この作品だけは鴨も以前に何かの短編集で目にしていて、「それほど強烈な話かなぁ」と感じた記憶があります。
そんな話題作も収録した短編集、今は再販かなってその辺の書店でも普通に買えるようになりましたが、初版品切れ後は古書店で1万円近い値がついてたそうで、SF者としては押さえておくべき作品の一つかな、と。
で、一通り読了したわけですが、すいません、鴨はこれダメですわ・・・orz
小説としては相当レベル高い方だと思うんですよ。読者を惹き付けるストーリー・テリングは一流だし、キャラ立ってるし舞台設定もユニークだし、普通に読めば充分面白いんだけど、でもうーん何だろう、語弊を恐れずに申し上げるとモノ凄く「女クサい」んですよね。しつこいくらい細やかな心理描写とか、そのものズバリを描かずに周辺を描くことで何となく匂わせる表現手法であったりとか・・・ちょっと前の少女マンガみたい。そこが鴨にはちょっと鼻に付いてしまって、素直に読み進めませんでした。
以前、とあるSF評論家がコラムで「女の書いたSFは俺はよくわからん」と発言していて、何と性差別的な発言だろうと思ったことがあるのですが、撤回します。性差別じゃなくて性差そのものに由来する「ワケわからなさ」って、確かにあるんですね。よくわかりました。同性に属する鴨がそう感じるんだから、男性がこの「女クサさ」に気づいてしまったら絶対もうダメだろうなぁ。「あーもう、これだから女は面倒くせぇんだよ!」の一言で片付けられてしまいそうな気がする(^_^;
あ、でも、同じ女性SF作家でもル・グィンにはそういうの感じないんですよねぇ。あの人の作品もかなり細かくて面倒くさいんだけどなぁヽ( ´ー`)ノ何故だろう・・・。
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しばらくへこむほど読後感が悪いですが、それこそ力のある、優れた作品としての証ともなるのでは。思春期の女の子には読ませたくないなぁ~。
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表題作、人のことを偉そうにお前呼ばわりしておいて対等の友人だの何だのほざく無自覚な男性群に叩き付けたい。そしてそれを喜ぶ無自覚な女性まで出て来る。おっかないもの書くなあ!でも「見張り」がやはり白眉かしら。
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図書館で。最後の~、犬は勘定に~が面白かったので借りて読んでみました。あまり好みではありませんでした。SFというか…ファンタジーなのかなあ?
見張りは多分これから犬は勘定に~の長編が書かれたかな?と思い興味深かったのですが長編を先に読んでしまっているので設定や状況説明が少なくあまり愉しめませんでした。それを言うとどの作品もあまり状況説明が無く、こんな話なのかなあと想像していく話ばかりでしたが。表題作はふうん、という感じでした。あまり特に感想もなく。作品を読む前に作者や編者、訳者のコメントが入るのってちょっと微妙だなあと思いました。あとがきを先に読むみたいで。でも、「総合病院」がGeneral Hospital(ソープオペラ)と気づいた時はああそうか!と膝を叩きましたが。なるほどね。確かにソープじゃあ黄泉がえりはありがちパターンだわ(笑)
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何が問題なのかを具体的に言及しない短編集。
大災害が起きた後に届いたと思しき『クリアリー家からの手紙』
太陽の中心でぶつかり続けている原子になった?女の子。
『デイジー、ひだまりの中で』
オックスフォード史学部タイムトラベルシリーズ第一弾。第一弾を後から読む、という、なんというタイムパラドックス。
『見張り』
そして、コニー・ウィリス作品に於いては、電話はいつも"お話し中"だ。
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「見張り」が読みたかったんです。
記念すべきオックスフォード大学史学部シリーズ第1作。
短編ですが、いつもの調子。ダンワージー先生は忙しそう。
主人公のジョンバーソロミューって「オールクリア」でロンドン空襲の最中ポリー達が散々探していた人だよね?キブリンはバーソロミューの彼女?既に中世英国から帰ってきている様子。という事は「ドゥームズデイブック」より後の話。
あんな目にあった後なのに元気そう。
他の作品との繋がりを楽しむのも面白い。
これで史学部シリーズは全部読破!次は何読もうかな。
P.S.
一応「見張り」以外も読みました。短編の名手って訳でもないみたいですね。
「見張り」が80頁くらい、「月がとっても青いから」が70頁弱。
ちょっと長めのこの二つがgood!表題作はもひとつ。
短くても起承転結を書く人だからショートショートにはちょっと無理があるかな。
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表題作の後味の悪さ!
これをふ~んで片づけられないのは私が女だからだろうか。
ラブコメのほうが好きなので「月がとっても青いから」を楽しみにしていたのだけど、訳が全体的に古くて読みにくかった。仕掛けはいつものウィリスなんだけど。「若者言葉」て常に変化するから古くなるのは仕方ないんだけど、この訳は若者言葉を使ったことのないおじさんが自分の想像する若者言葉をそれっぽく書いただけの感じがする。生きている(あるいは生きていた)言葉とは言えないと思う。
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コニー・ウィリスの傑作短篇集は全11篇収録。うち「見張り(後に「空襲警報」と改題)」と「クリアリー家からの手紙」は既読でしたが、十分楽しめる一冊でした。
やはり注目すべきは、超問題作とされる表題「わが愛しき娘たちよ」。解説の山田和子氏の言葉を借りると、「性と権力の構図をストレートにとらえた作品」、「男性読者の多くに大変な反発を引き起こし、同時にフェミニストたちからも批判を受ける」作品のよう。ジェンダーやらフェミニズムやらにてんで興味のない、いち読者ではありますが、この作品は一見するとややこしいところがなく、男に抑圧される女の構図がストレートに描かれているように思えます。が、読後は「どこか捉えどころのない作品」との感想で、なんだかもやもやした気分でいっぱいになりました。このあたりが著者の妙技なのでしょうが、少なくとも単純に「女を虐げる男社会への批判」を描いているのではない気がします。
さて、それ以外の作品でみると、とりわけ面白かったのは「鏡の中のシドン」。個人的にウィリスの作品は、本書に収録される「月がとっても青いから」のようなコミカルな作品を好むのですが、この作品のようにシリアスな作品を描けるのもウィリスの魅力かと。というのも、ウィリスは「つかみどころのない作家」とよく評されるようで、本書だけを読むと、たしかにその感想を抱かずにはいられません。個人的にはこのマルチフェイスな作品群が大好きなのです。
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ウィルスは贔屓であるが、読みにくいのもある
表紙 6点村上 光延
展開 6点1968年著作
文章 5点
内容 730点
合計 747点
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後の「ブラックアウト」や「オールクリア」に繋がる史学部シリーズの短編作品「見張り」を読むのが目的だった。設定はよくできていて、あとに続くシリーズを読みたくなってくる。収録されている作品で、個人的に気に入ったのは、表題作の「わが愛しき娘たちよ」「見張り」「月がとっても青いから」。特に「月がとっても青いから」は青い月の意味が分かってからは、面白さが倍増する。