投稿元:
レビューを見る
北欧神話好きの流れで読みましたが…難しかったです。このニーベルンゲンの指輪、ロキが小人たちから奪ったのろいの指輪が巡り巡ってたどり着いたもの…というのは本当なんでしょうか。そう思って読むとまたスリルが違います。
そのうち読み直したい本のひとつ。
投稿元:
レビューを見る
4行詩だと言うことに唖然。
「ニーベルンゲンの指輪」とか「ニーベルンゲンの剣」とか色々あるらしいですね(知らんかった)
投稿元:
レビューを見る
一般に「英雄ジークフリートの死とクリームヒルトの復讐」という、二本の軸をもつ話だといわれるが、個人的には「魔性の女クリームヒルトが数多の勇士の運命を翻弄する」という一本の軸から展開される物語と解釈したほうがしっくりくる。ジークフリートの暗殺もクリームヒルトが原因だし、そもそもクリームヒルトがいなければジークフリートはブルゴンド国に来なかったわけだし。
でもこの本の影のテーマは間違いなく男の友情(笑)
投稿元:
レビューを見る
大学でこの物語について論文を書きました。あらすじは覚えているのにどんな論文をしたためたのか記憶に有らず・・・
投稿元:
レビューを見る
旅行会社のおにーちゃんに,ドイツ旅行いく前に読んどくといいらしい
ですよ,と薦められるままに読んだ本.
なんかね,あんまり関係ないと思うんだけど・・・.地理を覚えたいなら,
ふつーに世界史とかでドイツの欄をとかだけでも見ていけば十分な気が
します.個人として,かける時間が得る情報量に見合ってないような気
がしている.史学が嫌いなら話は別かも.
まぁ,古典は教養って意味でも読んどいて,きっと損はないと思うけど
2008.04.19読了
投稿元:
レビューを見る
吟遊詩人の歌なので、じゃっかん読みにくかったです…
最上級の表現が長ったらしい上、「さっき今までにもこれからもないって言ったとこなのに、またかい!」というツッコミを入れたい部分が大量にあります(笑)
騎士道とか麗しき乙女とか不死身の英雄とか女の戦いとか好きな人にはオススメです。
投稿元:
レビューを見る
ブルゴントの国の姫クリエムヒルトの噂を聞いたニーデルラントの王ジークフリート。彼女を妻にするために12人の家臣たちとブルゴントを訪れる。ブルゴントの王・グンデル。ブルゴントの国に攻め込んできたデンマルクの王リウデガスト、ザクセン国王リウデゲール。2人の率い4万の軍勢をグンデル王の手勢1000人で退けるジークフリート。イースランドのブリュンヒルトに求婚するグンデル。求婚者に3つの勝負を挑み1つでも負けると求婚者を殺すブリュンヒルト。姿を消すマントのを使いグンデルを助けるシークフリート。ニーベルンゲンでの兵の募集。グンテルの臣下として紹介されるジークフリート。グンテルとの初夜を拒むブリュンヒルト。姿を消す兜で初夜を迎えるジークフリート。盗み出した帯。ジークフリートの帰国。一行に臣下の礼を行わないジークフリートへのブリュンヒルトの苛立ち。ジークフリートのブルゴント訪問。2人の王妃の対立。ハゲネの陰謀。ジークフリートの弱点に縫いつけられた十字架。ジークフリート暗殺。クレイムヒルトの悲しみとライン川に沈められた黄金。
1996年7月22日再読
投稿元:
レビューを見る
どちらかといえば、同じ伝説を扱っているヴォルスンガ・サガのほうが好きです。
ニーベルンゲンの歌のハーゲン(ホグニ)は卑劣・・・
ヴォルスンガ・サガのホグニ(ハーゲン)は良識派。
投稿元:
レビューを見る
イリヤスの方が古いにも関わらず、一応あちらは「ホメロス作」ということで全世界共通認識が持たれているのに対し、こちらの方が新しいにも関わらずこちらは「パッサウからウィーンに至るドナウ地方出身の詩人」という以上には作者に関して世界的な統一見解というものが持たれていません。 そしてこの叙事詩は「ニーベルンゲン詩節」と呼ばれる一種独特の形式、リズム感で書かれている韻文なのだそうですが、ドイツ語の読めない KiKi にはそれがどれほど素晴らしいものなのか、正直なところ漠然・・・・としかわかりません。 もっともこの韻文を翻訳されていらっしゃる相良守峯さんのご努力のおかげで、とっても味わいのある訳文がいかにも「歌」という雰囲気を醸し出してくれています。
前編は19歌章、後編は20歌章から成り、ゲーテは「前編はより多く華麗、後編はより多く強烈。 しかし両編ともその内容において、また形式において、相互にまったく均衡を保っている。」と仰っているとか・・・・、確かにその通りで前編はきらびやかな宮廷生活描写や明るいジーフリトのおかげでゴージャス感に溢れています。 これに対して後編はクリエムヒルトの結婚 & リュエデゲールの元での祝宴あたりまでは辛うじて華麗な感じを保っているものの、それでもどこかに最後にぱっと燃えさかるロウソクの炎のような、そして仇花的な雰囲気もあり、グンテル王御一行様がエッツェル王の宮殿に到着してからは血みどろ、力(Power)のインフレ、火責め、壮絶・・・・・と恐ろしい世界が繰り広げられ、そして誰もいなくなった・・・・(嘆息) っていう感じです。
(全文はブログにて)
投稿元:
レビューを見る
ドイツ人の精神の礎と言われ、ゲーテの「ファウスト」に並ぶ古代ドイツ文学の最高峰‥‥‥らしい‥レポートのために読みました。
てかはちゃめちゃ!!ざっくり言うと女の痴話喧嘩が元で何十年、そして民族を越えての殺戮を起こすんです!!
読みながら、ちょ−くだんね−と思いました。
ただ、深く読み込むと、確かにゲルマン民族の精神性が見えてきて興味深かったです
投稿元:
レビューを見る
帰国して仕事はじめて、列車通勤になったので、小説を読む時間ができました。それでやったるでえ! と思って読み始めた第二弾か、第三弾か、第四弾。今年の春かなんかに読了した。
「何かヨーロッパの古典を……」と思って大学生協の岩波文庫コーナーに行ってみたら、なかなかこれぞというものが見つからなくて、『失われた時を求めて』も、『ボッカチオ』も、一巻が欠けているというていたらく。それでこの『ニーベルンゲンの歌』を買ってきた次第。
読み始める前は、『ニーベルンゲンの指輪』と同じ話というか、その原作のようなものだと思っていたんですね。あのワーグナーの。それと、アーサー・ラッカムが描いたあのお話の。
でもどうやら少し違うようです。ラッカムの挿絵を追いながら話を見ていたのだけれども、内容があんまり対応していない。下巻の解説から推測した感じだと、おそらくワーグナー、ラッカムの元ネタになったほうが古い成立の伝承で、文庫になっているこの『ニーベルンゲンの歌』は、それより後の時代になって、伝承をより人間的な小説・叙事詩の形に変形させているのかな。竜・妖精・小人・魔法・神々のエピソードを最小限におさえ、人間同士の愛と情念と復讐の話として仕立て直してるっぽい。(これ本当のことはもっと調べないとわかりませんが……)
昔ながらの幻想小説ファンとしては、古い時代の神話的伝承のほうにも興味があったので少し残念ではあったんですが、まあ面白く読めたと思います。なんというか、「運命」がテーマなんですね。それも神話的・悲劇的運命ね、あのオイディプスの父王が出会ったようなタイプの。自分に訪れる災いや、自分がおかす過ちを予言として知らされているにもかかわらず、それが避けられない、というテーマが濃厚に流れているような。
それにしても「立派なひとかどの人物」「美丈夫」「美しい乙女」であることの描写が、おつきの人が何人いるとか、どれだけ豪奢な衣服を身に着けてるとか、ドレスの宝石が何十個だとか、そういう記述で占められていて、現在の価値観となかなかズレた感じ。現代だと「ボロを着ているのに目を見張るような美人」とかのほうがインパクトのあるキャラクターだとされているもんね。文章表現上は。(セレブを見てると実際はそうでもないのかもしれんが)
「すばらしい豪傑、英雄、あるべき王」の描写も、従者にどれだけたくさんの褒美をやったか、とかそういう記述だしね。でも古い時代はそうだったのかなあ。地位や富と、人格の立派さ・顔かたちの美しさが、切り離せるものではなかったのかもしれないなあ。
なかなか興味深かったです。
投稿元:
レビューを見る
クリエムヒルトに知性も品性もなくて、イライラする。
彼女が生きている世界は、頭が悪いと(情報のコントロールができないと)生きていかれないような世界じゃないのか。生まれてからずっとそういう世界で生きているはずなのに、なぜあんなに浅はかなんだ。素直っていうか…、やっぱりバカ。
投稿元:
レビューを見る
浦野所有
1200年ごろに成立したとされる叙事詩。当時の詩や物語のほとんどが教訓的なものであったのに対し、『ニーベルンゲンの歌』では人々の欲望や嫉妬、悲哀などが率直に歌われ、文学的意義は非常に高いそうです。岩波文庫版は、訳文が平易なため、すらすらと読み進めることができました。
前編では天下の勇者ジーフリトの活躍と、クリエムヒルトとの婚姻、そして悲劇的な最期までが語られています。起伏に富んだストーリーを楽しめるのはもちろんのこと、当時のゲルマン民族の習慣や、騎士たちが身につけた華麗な武具・装飾などの描写も細かく書き込まれ、実に色彩豊かな印象です。
投稿元:
レビューを見る
ジーフリトが悪い。自分の仕える主君の妃を貶められたら、ハゲネさんでなくとも怒り狂うわ。帯なんか盗まなければここまで人が死ぬこともなかったのに。
投稿元:
レビューを見る
続きが気になって、中学校の授業中、教科書に隠して読み進んだ。古典はすごい、すごい!すごい!!と思い続けていたことを鮮明に憶えている。