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紙の本
水族館への招待 魚と人と海 (丸善ライブラリー)
著者 鈴木 克美 (著)
水族館の歴史や日本の社会との関わりなど、さまざまな話題にふれながら日本の水族館の内側を紹介する。日本人と水族館とのつきあいをふり返りながら、水族館のこれからをみつめる。水...
水族館への招待 魚と人と海 (丸善ライブラリー)
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商品説明
水族館の歴史や日本の社会との関わりなど、さまざまな話題にふれながら日本の水族館の内側を紹介する。日本人と水族館とのつきあいをふり返りながら、水族館のこれからをみつめる。水族館の楽しさ、おもしろさの裏方を追う。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
我々はどこから来て、そしてどこへ行くのか
2009/10/03 08:47
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:analog純 - この投稿者のレビュー一覧を見る
動物園とか魚とかが好きなものだから、目に付いたらそんな本も読んでいるんですが、特に何か問題意識があるわけではありません。
ところが、当たり前と言えば当たり前なんでしょうが、その世界の関係者にはやはりあるんですねー、問題意識が。
それはどんな問題意識かというと、一言で言えばこういうものです。
「我々はどこから来て、そしてどこへ行くのか」
別に冗談を書いているわけではありません。
水族館について、やはり多くの人が、真面目に一生懸命そのようなことを考えて、理想的な水族館の姿を模索なさっているわけです。
そんな意味で言うと、この本は極めて真面目な、正面から水族館の「レーゾンデートル」について考えた本です。
もう少しだけ具体的に言うとそれは、水族館の有り様について「教養主義」と「娯楽主義」のどちらを取るかという問題であるようです。
「教養主義」はもっぱらヨーロッパよりの考え方で、「娯楽主義」はいかにもという感じですがアメリカ経由の考え方です。
もっとも現在は、この二つのうちのどちらだという単純さではなくて、どちらもを含みながら、微妙にバランスを取っていくその「バランス感覚」についてのあり方の模索だそうです。
しかし全く、すべての物に「哲学」は存在しますね。
なかなか難しいものです。