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紙の本
人でなしの恋 (創元推理文庫)
著者 江戸川 乱歩 (著)
探偵小説に精神分析を導入する試みの先鞭をつけた作品「疑惑」、乱歩には珍しいユーモラスな短編「接吻」、E・A・ポオの「跳び蛙」に想を得た佳品「踊る一寸法師」、ヒロインの訴え...
人でなしの恋 (創元推理文庫)
人でなしの恋
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商品説明
探偵小説に精神分析を導入する試みの先鞭をつけた作品「疑惑」、乱歩には珍しいユーモラスな短編「接吻」、E・A・ポオの「跳び蛙」に想を得た佳品「踊る一寸法師」、ヒロインの訴えるような語り口が印象的で、再三にわたり映像化、劇化されている表題作「人でなしの恋」、心酔していた宇野浩二を思わせる「木馬は廻る」等々、『算盤が恋を語る話』につづいて、大正14年7月から15年10月にかけて発表された10編を収録。著者の短編作家時代の掉尾を飾る作品集である。初出時の挿絵全点を付した。挿絵=斎藤五百枝・松野一夫・椛島勝一・伊藤幾久造・名越國三郎ほか
●収録作品
「百面相役者」
「一人二役」
「疑惑」
「接吻」
「踊る一寸法師」
「覆面の舞踏者」
「灰神楽」
「モノグラム」
「人でなしの恋」
「木馬は廻る」【本の内容】
収録作品一覧
百面相役者 | 9-29 | |
---|---|---|
一人二役 | 30-41 | |
疑惑 | 42-77 |
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乱歩マニアック短編集。
2002/07/06 13:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「踊る一寸法師」「人でなしの恋」はそこそこ有名だろうが、他はどちらかといえば一般的にはあまり知られていない作品群だと思う。
明るめの仕上がりながらも、女性を精神的に追い詰めるというサディズムが潜む「一人二役」、精神分析を導入した「疑惑」、虐げられた者の残虐な復讐を描く「踊る一寸法師」、「一人二役」と共通点がありながらも、悪ふざけの手痛いしっぺ返しを描いて救いの無い「覆面の舞踏者」、ユーモアの裏に謎が潜む「接吻」、物語的手法で、怪奇でありながら耽美で切ない世界を築き上げ、横溝正史を連想させる「人でなしの恋」など。マニアックでも乱歩の作品となれば面白い。