「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:1995.11
- 出版社: 勉誠社
- サイズ:22cm/313,10p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-585-06003-0
- 国内送料無料
紙の本
太宰治全作品研究事典
太宰治の全小説188について、これまでどのように解釈され評価されてきたかという「読み」の全てを分類・整理して展望する。現在の太宰治研究の最先端の状況を知るための必須マニュ...
太宰治全作品研究事典
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
太宰治の全小説188について、これまでどのように解釈され評価されてきたかという「読み」の全てを分類・整理して展望する。現在の太宰治研究の最先端の状況を知るための必須マニュアルである。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
神谷 忠孝
- 略歴
- 〈神谷〉1937年生まれ。北海道大学文学部教授。北海道文学館理事。著書に「横光利一論」等。
〈安藤〉1958年東京都生まれ。上智大学文学部講師。日本近代文学専攻。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
太宰治受容の歴史
2002/02/28 02:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんいち - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、太宰治の全小説について、それぞれ同時代評(発表当時の新聞・雑誌等の反応)から、戦後に活性化されることになる研究状況をまとめた、太宰治研究必読の一冊。特に、『人間失格』や『斜陽』など、メジャーな作品に興味が集まりがちな作家の、あまり注目されることのない作品についても、この事典を一読すると読みたくなる、魅力的な解説という一面も備えた書物。文学研究のモードの推移もつかめ、作品ごとの新しい読みの切り口も提示されており、刺激的とすら言える。もちろん、各項目の執筆者によって、研究状況への現在から見たパースペクティヴも示されており、同意するしないはともかくも、従来の研究がどのような位置づけ・評価にあるかも一通り確認することが出来る。また、資料の書誌も細かく記されており、面倒な調査をせずに、必要な情報へのアクセスが可能になる、非常に充実した便利な一冊。