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商品説明
【大宅壮一ノンフィクション賞(第28回)】柳田国男以後、最大の功績をあげたといわれる、民俗学者・宮本常一の人と業績を自筆恋文など発掘資料で追いつつ、壮図を物心両面で支えた器量人・渋沢敬三の「高貴なる精神」の系譜を訪ねる。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ノンフィクションライターの巨人の地位を不動なものたらしめた著作
2015/09/22 01:36
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投稿者:garuhi - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳田国男が確立した日本の民俗学を発展させた宮本常一と渋沢敬三。この二人がいかに友情を育み、学問としての民俗学を守り発展させていったのかを、膨大な資料を読み込み、希有な文章力でまとめ上げた傑作。宮本民俗学の入門書としても最適。宮本民俗学の最大の特色は、日本中を自分の足で集めた古文書や聴き語りをこれまた類い希なる文章力を持って、まとめ上げたということであろう。また、金銭や名誉に関心を余り示さなかった宮本を、背後から支えた自らも優れた民俗学者であった渋沢栄一の見事なパトロネージュを、優れた観察眼とあふれ出る愛情を持ってかきあげたことが本書の魅力であろう。