あいうえお １ あ〜ぬ （ミニしかけえほん）

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投稿者：hamushi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　うちの三人の子どもたちに、長く愛されつづけている絵本です。
　一頁に一文字づつ、ひらがながプリントされていて、それをめくると、その文字ではじまる単語が一つと、その挿絵が出てくるという、ただそれだけのシンプルなしかけ絵本なのですが、そろそろ文字へのあこがれが出始めてくる幼児にとっては、ものすごく心くすぐられる本であるようです。
　いまは二歳になる末っ子が、これを大のお気に入りにしていて、一日に何度でも音読をせがんでくるので、一緒になって、「あ、あひる。い、いぬ。う、うさぎ！」と、大きな声で読んでいます。そうして一緒に声を出していると、まだ読めていないひらがなを自力で読んでいるような気分になるらしく、読み終えるころには、意気揚々とした表情になっています。
　そばで聞いている上の子どもたちは、もう中身をすっかり覚えているので、次に出てくる単語を末っ子よりも先に言ってみせて、得意そうにしていたりします。
　一つ一つの単語に添えられた挿絵は、わかりやすいだけでなく、どこかとぼけた愛嬌があって、私もとても気に入っています。