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商品説明
日本人が得意でないユーモアやウイット、エスプリなどの、何とも言えないい香気のただよう詩の数々。詩人・川崎洋の掌から、手品のように取り出された「海で」「しかられた神様」「音」などの48の傑作を収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
川崎 洋
- 略歴
- 〈川崎洋〉1930年東京都生まれ。西南学院専門学校英文科中退。米軍キャンプ勤務などを経て、詩誌「櫂」を創刊。著書に「不意の吊橋」「ことばの力」「ゴイサギが来た」など。
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紙の本
「美わしか」と呼ばれたい
2002/05/19 22:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もぐらもち - この投稿者のレビュー一覧を見る
「今年の夏 ついこのあいだ 宮崎の海で 以下のことに出逢いました」で始まる「海で」、「天草の友人から聞いた こんな話をあなたに伝えたい」で始まる「花」。
川崎さんが素敵な物語に出逢った時の感動がそのまま読者に流れ込んでくるような素敵な詩集です。例えば、「花」はこんな風です。
天草の友人から聞いた こんな話をあなたに伝えたい
(中略)
老婆がしげしげと
彼女を見て 「美わしか嫁ごじゃね」と
言った 言われた彼女はじんとなった
美わしか とは 美人というだけではな
い 器量もよいが 気だてもよく 健康
そうで 開き初めた花のように美しい
という意味だそうだ
タイトルの「ほほえみ には ほほえみ」に惹かれて読んだのですが、タイトルのように読みながら微笑んでしまうような詩集でした。
紙の本
タイトルに惹かれて手にした詩集
2002/07/03 03:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ビンゴ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほほえみにはほほえみといったやわらかなタイトルと、ポケットにも入りそうな愛らしい本の大きさに惹かれて手にとった詩集。それほど難解ではなく、かといって甘すぎない、居心地のよい詩集といった印象でした。愛の定義といったタイトルの中に書かれた、イロハはイロからはじまって アイウエオはアイからはじまって 夕暮れをとっくに過ぎても 人をまだ途方に暮れさせるもの、といったフレーズはなんか良いですね。本棚に置いてたまに見返したくなるような一冊です。