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  • みんなの評価 5つ星のうち 4.7 2件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1998.2
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/360p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-208936-X

紙の本

喜知次

著者 乙川 優三郎 (著)

友人の父が暗殺された! 抗争渦巻く東北の小藩の若者・弥平次は、理想を信じて藩政の改革をめざす。そして、幼い頃より弥平次と兄妹のように育てられた美しい娘・花哉の運命は…。【...

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喜知次

税込 1,870 17pt

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商品説明

友人の父が暗殺された! 抗争渦巻く東北の小藩の若者・弥平次は、理想を信じて藩政の改革をめざす。そして、幼い頃より弥平次と兄妹のように育てられた美しい娘・花哉の運命は…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

乙川 優三郎

略歴
〈乙川優三郎〉1953年千葉県生まれ。千葉県立国府台高校を卒業後、国内外のホテルに勤務。96年にオール読物新人賞、97年に「霧の橋」で第7回時代小説大賞を受賞。

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.7

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (0件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

著者を「陰謀作家」とお呼びしていいのかな。陰謀と厳しい現実の中で、必死に生きる主人公たちです。

2002/09/22 20:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:picchan - この投稿者のレビュー一覧を見る

田舎の小藩の中であっても、社会に身分があり、武士の中にも細かい身分があり、という江戸時代のお話です。大きくない藩であるのに派閥争いが発生し、暗殺が続く、犯人はわからない、両派閥は駆け引きをくりひろげる…。まだ元服前だった主人公やその親友は、否応なくその争いに巻き込まれ、「政治」と「人命」、あるいは「身分」といった問題に悩み続ける…というストーリーです。主人公は改革に向かって大きな志を持ち地道な努力を続けますが、厳しい現実や、大きな政治の流れに翻弄されます。また最後には衝撃の「どんでん返し」があります。この伏線には気がつきませんでした。わたしが鈍すぎるのかな。著者は、なかなか泣かせてくれます。ほのかな「救い」もあります。時代物の中でも「無名の青春群像」といえましょうか、新しいジャンルだと思います。面白かったです。

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2013/08/24 17:57

投稿元:ブクログ

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