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ロスチャイルド家の上流マナーブック ナディーヌ夫人が教える幸せの秘訣 (光文社文庫)
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紙の本
マナーの出発点は、自分を敬うこと。
2009/01/09 21:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dimple - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ナディーヌ・ロスチャイルド男爵夫人が著したマナーブックである。フランス労働者階級の家庭に生まれ、中学卒業後、工員・モデル・ダンサー・舞台女優など様々な職業を得て、フランス大富豪の一人であるロスチャイルド男爵の夫人となった人である。
彼女は舞台女優をしていた頃、楽屋の奥で埃まみれになったルイーズ・ダルク侯爵夫人によるマナーブックをたまたま見つけて、たちまちその虜になる。
そして、このマナーブックと運命的な出会いをしたことによって、その後の様々な人生のテストをクリアしていったのである。その彼女は次のように断言する。「『あらゆる国境と人びとの心を開く唯一のパスポート』は『マナー』である。」
本書は、招き、招かれたときのマナー、とりわけ食事のマナーを中心に述べている。ここで述べられているマナーは、世界各国の都市中流市民層ならば違和感なく受け入れられるものだ。
もっとも、食事のキモは、食事そのものではなく、洗練され心のこもった会話である。これを実践するには、教養やライフスタイルなど全人格的なものが要求されることはいうまでもない。
よいマナーとは、まず自分を敬うことから始まる、すなわち、自分を敬うことなしに他人を敬うことはできない、という指摘にはとても納得させられる。