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商品説明
イラストレーター・久住の趣味は気に入った相手をからかうこと。標的にされたアルバイト浪人生・昌毅は度の過ぎたからかいに傷付いてしまう。思わぬ事態に久住は困惑し…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
ぜひ3冊揃えてから。
2001/08/25 19:22
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投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
女に不自由のなさそうな久住が、誰にでも愛想がいいように見えて、実は他人のことなど眼中にはない昌毅の内側を見抜き、だけれど、からかえば過剰反応するのさえ目に見えて昌毅をからかって楽しんでいた。
だがそれが恋愛感情だったことになかなか気付かない久住は本当の恋愛をしたことがなく、やっと気付いたからといって、物事は簡単にはうまく運ばず、おまけに相手が自分より10以上も年下の相手ということも手伝って、どうしていいのか散々悩みながら取る行動が裏目裏目に出てしまう。昌毅は昌毅でやりたいことが見つけられず、いつまでも子供扱いされることにも、本当に子供じみている自分にもジレンマを感じていたところに10以上も大人であり、自分のやりたいことでお金を稼いでいる久住の存在や、仲のいい長嶺たちを見るにつけ、その歯がゆさは広がるばかり。
とどめに、久住が昌毅を思いやって気遣えば気遣うほど、気遣わせてしまったことに昌毅は落ち込むという、もどかしい二人のお話し。
よかったのは、「オレ様」なのかな? と思った久住が昌毅のことで、すごくグルグル悩んでしまうところや、裏目裏目に出てしまう擦れ違いの部分。でも昌毅のキャラが最初掴みづらかったのと続き状態で終わっているので、同時発売されている「久住先生の告白」を一緒に揃えておかないと続きが気になって仕方がないかも。
あと、主キャラの話が続きで終わっているのに、後半が、同著者の「長嶺先生の憂鬱」という本のキャラの話になっているので、長嶺先生本を読んでいない私には、余計これ1冊では物足りない感じ。やっぱりこの本を読むなら、「長嶺先生の憂鬱」と「久住先生の告白」の3冊揃えてから読んだほうが満足度も高そう?