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紙の本
英会話を学ぶ古くて新しい方法
2003/09/13 16:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:流花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今さら英会話を学ぶ気はない。だが、何故か手に取ってしまった。
リアルタイムで出会えた人も、伝説となってから出会った人も、歌詞カードを見ながら、ビートルズの歌を聴いた覚えがあろう。思春期に、初めて出会った“英語”である。中学生ぐらいの少年少女でも、何とかわかる英語もあり、うれしかった。反面英語特有の言い回しにも初めて出会った。「LET IT BE」はどうして「なすがままに」なの?なんて。でもこういう英語特有の言い回しにこそ、イギリス人のものの考え方や文化の背景があるのだ。ジョン、ポール、ジョージ、リンゴ。彼らはイギリス人なんだ。彼らの生の魂に触れたような気がした。そんな思春期の心のときめきが、よみがえってくる。
もう30数年も前の曲なのに、すこしも古くささを感じさせない。その分、当時としてはかなり前衛的だったのかなぁと思ったりする。いや、新しいとか古いとかではない。ビートルズの歌には、普遍性がある。だから今でも愛され、ファンを獲得し続けているのであろう。親しみやすく、誰もが共感できるメロディー、サウンド。だがそんな中に、ビートルズの個性がしっかりとにじみ出ている。ボーカルの声はもちろんのこと、ドラムの叩き方から、ベースの動き、ギターの音色まで、これはビートルズだとすぐわかってしまう。そんなビートルズの曲に、命を吹き込んでいるのは、歌詞であろう。
本書は、ビートルズの歌を利用して、“英会話”を学ぼうという趣旨のものである。いわゆる受験英語ではなく、英語圏の文化の息づいている“生きて使える英語”を学ぼうというのである。「英語勉強法」と言いながら、詰め込み的な強引さはない。大人が気楽に、かつて親しんだビートルズを利用して、もう一度英語に親しもうといった趣である。副題の“リサイクル”の意図はここにある。ところどころの「コラム」も比較文化的でおもしろい。
今さら英会話を学ぶ気はなくても、本書のページをめくっていきながら、口ずさんでしまう。なつかしい思いに満たされる。まるで初恋の人に再会したように、心は少年少女に帰っていく。本書の所々に散りばめられている、かつてのビートルズの写真のせいでもあろうか。ジョン=レノンが亡くなって23年。ジョージ=ハリスンが亡くなって2年。もはや、二度とそろうことのない四人が、写真の中から微笑みかけている。
本書を、そんな感傷的な気持ちで読むのは、作者の意に添わぬであろうか。
紙の本
この本めっちゃ使えます。
2001/05/10 11:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ズートルビーJr. - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビートルズの歌詞に使われてる英語は、ごくナチュラルなものばかりなので、生きた英語を学ぶにはもってこいです。そして、英語のもつニュアンスなどについて詳しく解説してくれているので、ネイティブの感覚にも近づけます。
ビートルズについてもっと詳しく知りたい人も、英語を勉強したい人も読んで損はないと思います。