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紙の本
切なくほろ苦い青春小説
2002/02/04 10:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
「高校2年」という、短くて特別な時期を過ごす5人の親友達を描いた意欲作。そこに空気があるように、「ずっと変わらない」と訳もなく信じていた日常が、少しずつ流れて変化していく。【透明感】と【ほろ苦さ】を表現するのが上手な作家さんだが、特にこの一冊にそれが良く表れていると思う。どんな方にも楽しんでいただける、オススメの一冊。
紙の本
通りすぎてゆくものたちへのほろ苦い気持ち。
2001/06/15 20:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
海方実有には親友と呼べる4人の仲間がいた。夏休み前のある日、下駄箱に僕宛の恋文を見つけた。差出人は潮見悟史という見知らぬ1年男子。返事をどうしようかと悩んでいるうちに、彼は死んでしまった。実有の名前と空想に満ちた謎の日記を残して…。この事件をきっかけに5人の友情の歯車も狂い始め。。。
恋愛ものに分類するより青春小説と言った方が正当な感じのするしっかりとしたお話。何かが始まって終わるのではなく、時間と一緒に流れて変わってゆくものもあるのだな、という少し寂しい気分になる。人生の中にはああしたからこうなった、という明確な結果なんてないことの方が多い。この小説の中のそうした曖昧さを好ましいと思う反面、ほんの少しのほろ苦さも味わった。