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紙の本
二歳児様ご愛用の、名称確認しまくり用携帯カタログ
2007/02/09 17:20
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
真っ白な背景に、野菜やくだものの写真がいくつかあって、ひらがなで名前が添えてあるだけ。ほんとにシンプルな写真集です。
写真は美しいのですが、なにしろ白背景ですから、なんだか模型標本を順番に眺めているみたいで、正直、大人にはちょっと退屈です。
でもそのシンプルさが、うちの二歳児の心を、なぜか猛烈に引きつけるのです。今日もせがまれて、何度となく一緒に読まされ、野菜の名前をイヤというほど詠唱させられました。
なぜこの本がそんなに好きなのか、二歳児に詳しく聞いてみたいのですが、聞いても答えてくれないので、勝手に想像してみました。
おそらく幼児の視線を引きつけやすい画像なのだと思います。なにしろ写真がおそろしく鮮明でみずみずしく、しかも余計なものが一切ないのです。皿もテーブルも籠も、影すらもありません。目移りする要素がないので、視線はひたすら野菜とくだもののみを直視します。
また、本のサイズが二歳児にとって手頃で、開きやすく、持ち歩きやすいということもあるのでしょう。手渡すと、とにかくどこかに持って走っていってしまうのです。そしてもどってきて、すぐさまページを開き、「これ〜(なあに)」と、質問攻めを始めます。
つまり本書は、二歳児にとって、まさにうってつけの携帯用名称確認カタログであるのでしょう。
でもこの本、もう手に入らないようですね。一番上の子の幼児期(前世紀)に買った絵本なのですが、シリーズ全部そろえておけばよかったと、いまになって後悔しています。