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商品説明
「芋の根元に腕を一本埋めてくれ」 大教団幹部の伯父が残した不可解な遺言。その真意を図りかねる祥子の気持ちを後押しするように、思いがけない手がかりが現れる…。表題作ほか5編を収めた、現代の闇と光を描いた作品集。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
彼岸の風景 | 7-42 | |
---|---|---|
ニライカナイ | 43-80 | |
コヨーテは月に落ちる | 81-124 |
著者紹介
篠田 節子
- 略歴
- 〈篠田節子〉1955年東京都生まれ。東京学芸大学卒業。「女たちのジハード」で第117回直木賞を受賞。他に「アクアリウム」「変身」「神鳥」「ハルモニア」など。
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紙の本
人生とは何か問い掛けている6編の短編集
2001/09/15 04:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みんみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生とは何か問い掛けている6編の短編集。
「彼岸の風景」余命いくばくもない夫を長いこと音信のなかった実家へ連れて帰る話。「レクイエム」大教団の幹部であった叔父の遺言は、自分の腕を一本、ニューギニアに持っていって芋の根元に埋めてほしいということであった。戦争でのいまだにいえない傷を持った人々を描いた話。
全体的に人生は過酷でむなしいものと感じさせられるが、その中から小さな希望の光が少しだけ見えたような作品。