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紙の本
マンネリズムのすすめ (平凡社新書)
著者 丘沢 静也 (著)
いいマンネリは無駄なエネルギーを使わない、肩も凝らない、気持ちいい。それは、小さな快適や幸福のための技術なのだ。バッハやニーチェから野口体操まで達人の境地を訪ね、力まない...
マンネリズムのすすめ (平凡社新書)
マンネリズムのすすめ
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商品説明
いいマンネリは無駄なエネルギーを使わない、肩も凝らない、気持ちいい。それは、小さな快適や幸福のための技術なのだ。バッハやニーチェから野口体操まで達人の境地を訪ね、力まない、燃え尽きない生き方を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
楽しいマンネリ
2002/03/04 00:19
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:高橋慎吾 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はがんばってと言われることがいやだという。楽しみながらプールで泳いでいると監視員から「何メートル泳ぎましたか?」と聞かれ、「いえ、時間で泳いでいるので」と答える。他人と競争しようとしているわけではないという。楽しんでやるにはある種マンネリが必要、無駄なエネルギーを使わない、肩もこらない、気持ちいい。三拍子そろっている。
ある中学校で走り終わった子供達に教師がいった言葉。「あなたたちは、回りを気にせず、一目散に走ろうとしていた。でも街にはお年寄りや体の不自由なひとが歩いている。自分のゴールだけを目指して走らないように」。
共生がキーワードといいながら、かたやがんばってと言われる、この矛盾。たぶん時代はもっと過酷な方向に進んでいるのだろう。辞書をひくと、「がんばる」にはふたつの意味が出ている。1.物事をなしとげようと、困難に耐えて努力すること。2.自分の意見を強く押し通す、我を張る。1番目はまあいいなと思うけど、2番目の意味はちょっと……ネ。
新しいことをしようとすると、妙に肩がはってしまい、必要以上に力が入りすぎる。 日々同じことの繰り返しは、ルーチンワークという言葉でくくられてしまって、極めてつまらないことのように言われる。しかしある意味、物事をすすめる上で必要なのはこういった繰り返しの動作なのだと、この本を読んで納得した。力を抜いて、力まずに。あまり特別な「自分」にこだわり過ぎないことが大事。「平凡」「マンネリ」忌み嫌っていませんか?